ドイツのプロオーディオ界で長年技術者としてキャリアを重ねたRoland Stenz氏が設立したEVE Audio全機種店頭試聴可能です!!
4インチウーファーの2Wayデスクトップから最大8インチウーファー4Wayメインモニターまで、幅広いラインナップを取り揃えたEVE Audioスピーカー製品は全モデルに共通して「DSP」「クラスDパワーアンプ」「リボンツイーター」「ハニカム・シルバーコーン」を搭載。入力ソースに忠実な原音再生に徹底的にこだわった結果にたどり着いたこの仕様で、モニタースピーカー界に一石を投じます。
アナログ回路やスピーカーの構造だけではどうしても得られない理想的な「クロスオーバー」のためと、仕様環境によってユーザーが任意で使える「3つのフィルター」のために搭載されたDSP。EVE Audioが他のモニタースピーカーと大きく違う特徴がここにあります。
クロスオーバー:ツイーターとウーファーとの音のつなぎ目を感じさせない理想的なクロスオーバーのため、DSPによる繊細なチューニングが施されています。SC4シリーズ(4Wayスピーカー)のようにスピーカーユニットを数多く使うスピーカーにとってこのチューニングは絶大な効果があります。
3つのフィルター:スピーカーの設置場所の違いで増減する「低音」、スピーカーとリスナーとの距離により調整が必要になる「高域」。これらをユーザーの好みでチョイスできるLow FilterとHigh Filterを装備。そしてスピーカーをデスクトップやコンソール上に置いた際、天板からの反射によるローミッドのブーストをカットして補正する「Desk Filter」という大変便利なフィルターも装備しています。これは逆にブーストすることもできます。
この3つのフィルターが作用する周波数帯域は、それぞれのスピーカーにとってベストな周波数帯域にセッティングされています。お使いの環境に合わせてお好みで調整してください。
EVE AudioモニタースピーカーはクラスD、つまりデジタルアンプを搭載しています。スピーカーに入力されたアナログ音声信号はBurr-Brown製24bit/192kHz ADコンバーターでデジタル信号化され、DSPに送られます。そこで最適なDSP処理をされた後、デジタル信号のままデジタルアンプに送られ、音を鳴らします。DSPとデジタルアンプ間で不必要な変換が行われないため、非常に高効率な状態でピュアな音声を鳴らすことができます。
EVE AudioがAMT(エアー・モーション・トランスフォーマー)技術をベースに開発した「AMTツイーター」は、製品の出力に応じて「RS1」「RS2」「RS3」という3つのバリエーションの中からセレクトされ装備されます。金色のツイーターのほとんどが露出するほど大きく開いたフロントポートは、ツイーターから放たれる繊細な高域をロスしません。このツイーターを保護するためのネットはマグネット式で着脱可能な点も見逃せませんね。
ハニカム(蜂の巣のような六角形)構造を採用したダイアフラムは、グラスファイバーでコーティングされています。1インチまたは1.5インチのボイスコイルが、このウーファー・ユニットを駆動します。
EVE Audio SCシリーズはバスレフ構造となり、そのベース・ポートは背面に設けられています。通常より大型のエッジが丸められた長方形のベースポートを採用することで、低周波数帯域を効率よく再生します。全モデルごとに歪みや極端なクセ付けのない最適なバスレフのチューニングが施されていますが、ここでは特にSC205の低域特性をプッシュしたいと思います。
SC205は自宅スタジオに最適な5インチウーファー搭載の2Wayモデル。f 特はデータ値で53Hz(-3dB)となっていますが実際に試聴してみると、競合同クラスの製品と比較して圧倒的な低域再生能力を持っていることに驚くでしょう。
小口径ウーファー製品にありがちな無理矢理低域を強調した感がなく、それでいてキックやベースの低域までしっかりとモニターできます。あくまで自然でありながら5インチウーファーというサイズとは信じられないほどの豊かな余裕のある鳴りをします。でも忘れないでください。この豊かな低域はわざとらしさが無く、あくまでも「自然」なのです。
この他のモデルも余裕のある低域の再生能力を誇り、特に3WayのSC3シリーズでは余裕のある中低域の再生と余裕のある鳴りっぷりを誇ります。
EVE Audioのモニタースピーカーは2Way〜4Way、ウーファー系が最小4インチから最大8インチまでの「SCシリーズ」が8種類。サブウーファーの「TSシリーズ」が4種類。総勢12種類の豊富なラインナップとなっていて、それぞれの用途に合わせた最適な製品をチョイスすることができます。
2-Way Systems
ウーファー4インチ。EVEのスタジオモニターのラインナップで最小モデルながら、上位モデルと同様のクオリティーを提供することを念頭に設計されています。底面にマイクスタンド用の3/8インチ・マウントホールと、背面に壁掛け金具用のM6サイズのホールを備え、マイクスタンド/スピーカースタンドへの設置、壁面取り付けにも対応します。
5インチの「シルバーコーン」ウーファーのモデルです。SC205は小型のモデルながら、パンチのある低域を53Hz(-3dB)まで再生します。あなたのホームスタジオに最適なモデルとなるでしょう。底面にマイクスタンド用の3/8インチ・マウントホールと、背面に壁掛け金具用のM6サイズのホールを備え、マイクスタンド/スピーカースタンドへの設置、壁面取り付けにも対応します。
2ウェイ・モニターのミッドレンジ・モデルです。そのサイズと能力は、様々な規模のスタジオに対応します。ホームレコーディングを楽しむミュージシャンなら、SC207のクリアな音質が、あなたのミックスの中での改善点を詳細に伝えます。ポスト・プロダクションの編集作業にも、余裕のある帯域で正確に仕事の結果を反映する、ジャストサイズのSC307が良き相棒となるでしょう。
2ウェイシステムで最大の8インチのウーファーを搭載するモデルです。ベース音の確認が重要なソースをミックスするなら、大型のウーファー・ユニットは欠かせません。大型のウーファーとパワフルなアンプを搭載したSC208は、プロフェッショナル・スタジオやホームスタジオのメインモニターに最適です。
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
3ウェイ 5インチ アクティブモニター。ウーファーの片方は、350Hzまでの低域だけを再生する「ベース・ウーファー」として、もう一方のウーファーは、3000Hzを中心としたクロスオーバー帯域までを再生する「ベース・ミッドレンジ」ドライバーとして機能します。
3つの各帯域ごとに独立したアンプを内蔵し、それぞれに最適なパワーをバランス良く効率的に供給することで、ダイナミクス特性に優れ、ノイズは非常に低く抑えられています。サラウンドのセンター・チャンネルにも最適です。
3ウェイ 7インチ アクティブモニター。ウーファーの片方は、300Hzまでの低域だけを再生する「ベース・ウーファー」として、もう一方のウーファーは3000Hzを中心としたクロスオーバー帯域までを再生する「ベース・ミッドレンジ」ドライバーとして機能し、3000Hz以上は、AMTツイーターが再生します。
これらのクロスオーバー帯域では、ドライバー同士の相互干渉が極限まで抑えられ、非常に効率的でダイナミックなサウンドの再生を実現しています。
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SC407(1Pair)
4ウェイシステムでは小型のモデルですが、小さすぎるという訳ではありません。1.5インチのボイスコイルで駆動される6.5インチの「シルバーコーン」ウーファーは2つが同時に駆動し、非常に低い35Hzから、クロスオーバーの280Hzまでを再生します。正確でパワフルな低域、非常に明瞭なミッドレンジ、クリスタルのようにクリアな高域を一つのユニットにまとめたSC407は、クオリティーと安定したパワーでの出力が最も重要視される、中型から大型のコントロール・ルームでの使用を前提にチューニングされています。また中央にあるスタイリッシュなグレーのプレートには、ミッドレンジのウーファーとAMTツイーターが装着されています。このプレートは、スピーカーを縦にも横にも設置できるように、90°回転させることができます。
SC408(1Pair)
各ドライバーはそれぞれにPWMアンプを装備し、それぞれのチャンネルがショートタームで250Wの出力を持っています。118dB(SPL@1m)の最大出力レベルがあれば、大型のコントロール・ルームでも、空気を動かし続けるのに十分なパワーがあります。どんな音量での再生を想定したソースでも、あなたは絶対にミックスを正しく判断できるでしょう。SC408は、ほとんどの中域の大型のコントロール・ルームとスタジオに最適な選択のツールとなるでしょう。こちらも、中央にあるスタイリッシュなグレーのプレートには、ミッドレンジのウーファーとAMTツイーターが装着されています。このプレートは、スピーカーを縦にも横にも設置できるように、90°回転させることができます。
すべてのThunderStormサブウーファーは、サテライト・フィルター(フルレンジまたは85Hz)の切替え、フェーズ・スイッチ(0°, 180°)、可変サブウーファー・フィルター周波数(50Hzから150Hz)など、細やかなコントロール機能を備え、設置する場所にあわせてチューニングと調整が可能です。リモート・コントローラーが同梱されているので、スイート・スポットに座ったまま、サブウーファー自体のボリュームだけではなく、2.1chシステム全体のボリュームを手元で調節することができます。
TS107
EVE Audioのサブウーファーでは最も小型のモデルで、非常に効率の高い100W PWMアンプが6.5インチのウーファーを駆動します。33Hzから150Hzまでの周波数帯域を再生し、最大出力レベルは102dB(SPL@1m)です。
TS108
非常に効率の高い150W PWMアンプが8インチのウーファーを駆動します。27Hzから150Hzまでの周波数帯域を再生し、最大出力レベルは105dB(SPL@1m)です。
TS110
非常に効率の高い250W PWMアンプが10インチのウーファーを駆動します。23Hzから150Hzまでの周波数帯域を再生し、最大出力レベルは108dB(SPL@1m)です。
TS112
EVE Audioのサブウーファーでは最も大型のモデルで、非常に効率の高い400W PWMアンプが12インチのウーファーを駆動します。20Hzから150Hzまでの周波数帯域を再生し、最大出力レベルは112dB(SPL@1m)です。
先日Rock oNで行われたEVE Audio試聴会で実際に聴いたサウンドは、リスニング用スピーカーのような緩さは皆無で、ドイツのクラフトマンシップを感じる高精細で高解像度のメリハリの効いた明確なサウンドでした。EVE Audioは正しく「作る人のための音」。ぜひあなたのスタジオに。
Rock oN渋谷店で開かれたEVE Audio試聴会の模様はこちら!>
Rock oN渋谷店
03-3477-1420 12:00〜20:00 定休なし
記事内に掲載されている価格は 2013年3月11日 時点での価格となります。
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