2013年はKORG50周年を記念してMS-20 miniやKingKorg、Volcaシリーズなどの製品を意欲的にリリースしてきたKORG。そろそろ年末にもかかろうという10月になってもその勢いは止まらず、人気シンセサイザーのカラーバリエーションモデルが登場しました!
KROME RD / BL /GD
フラッグシップシンセKRONOS直系のピアノ、エレピ、ドラム音源も搭載した軽量ワークステーション!
KRONOS Xに代表されるハイエンドワークステーションは各社、「多音色化 / 多機能」を極めていますが、このKROMEはあえてキーボーディストが最も高クオリティを要求する「ピアノ」「エレピ」、ハードウェアシンセの弱点でもあった「ドラム」の3音色に注力しました。
KRONOS Xから受け継いだこの理想的な3音色のために用意されたPCM ROMの容量はなんと約3.8GB。一般的な同クラスのPCMシンセサイザーが容量1GBも無いことを考えれば、これは驚くべき大容量と言えます!それもそのはず、KROMEの音源は最大48kHz 16bitのハイサンプリングレートで収録されていて、極めて高い音質のために通常の4倍近いメモリを搭載しました。
例えばピアノ音源「German D Piano」はこれだけでKROMEの大容量ROMの多くを使い、その量は一般的なシンセの全音色の数台分に及びます!
● ピアノ
KRONOSのPCMライブラリー「EXs6 – SGX-1」から「German D Piano」を完全移植!贅沢にも全鍵盤フルサンプリングでノンループ。硬質で抜けるサウンドは分厚いのに暑苦しさが無く、ライブステージや重厚なオケの中でも埋もれることはありません。まさにこれこそ「KORGらしいピアノサウンド」と賞賛される音です!
● エレピ
こちらもKRONOSからRhodes MK I、Dyno、Wurlyの3種類の音色を継承。打鍵の強弱によるエレピ固有の振る舞いを極限まで再現するために「8段階のベロシティスイッチ」を搭載。そのためこれらエレピ音色はピアノと同様、一般的なシンセの全音色分に相当するROMが贅沢に使われています。
エディター内でアンプ、キャビネット、スピーカー、エフェクターを選択してキャラクター作りをすることも可能で、その温かく有機的なアナログサウンドは時代を超えて求められるエレピサウンドを余す事なく再現します。
● ドラム
これまでこのクラスのワークステーションに搭載されていたドラム音源というと、音作りの幅とクオリティに関してはPCのソフト音源にかなうものではありませんでした。しかしKROMEに搭載されたKRONOS譲りのJazz Ambience Drumsは、大容量を活かした贅沢かつリアルな音質を誇ります。またニアマイクのドライ音とアンビエンスをミックスすることが可能なので、最終的なミックスまで意識した音作りが可能です。
● ツボを押さえた数々の音色
この他にも「ワークステーション」として、ポピュラーでバリエーション豊かな音色を多数収録していて、まさに死角なしといったところです!
そしてKROMEの音色以外に特筆すべき点として「高品位なタッチパネル」が挙げられます。KROMEはWVGA 7インチカラータッチディスプレイを搭載!これはこのクラスのシンセとしては贅沢すぎる仕様ですね!
microKORG GD
シンセサイザーの醍醐味を満喫するKORGのロングセラー。コンパクトボディ&ミニ鍵盤&ボコーダーを搭載したバーチャルアナログシンセサイザーです。
手に入れたその日から誰もが音作りのエキスパート。その音色一つ一つの完成度の高さ、音作りの自由度の高さ、そして個性溢れる魅力的なフォルムから生まれる圧倒的な存在感が、ビギナーからプロフェッショナルまでを限りないクリエイティブの世界へと誘います。
発売当時から音にこだわるHipHop / R&B系のアーティストにも支持され、ボコーダーの手軽さと効きの良さと大型ダイヤルによるジャンル別サウンドの呼び出しの素早さはスタジオワークやロックバンドのステージでもおなじみです。
microKORGの魅力が詰まったプロモーション動画をご覧いただきましょう。
microKORGはエディタ/ライブラリアン・ソフトウェア「microKORG Sound Editor」で、PC(Mac、Windows)上からプログラムの各パラメータを視覚的に編集したり、プログラムおよび設定内容の送受信、保存に伴う管理などを行うことが可能。
DAWを中心としたシステムにもスムーズにアドオンできるシンセサイザーです。
記事内に掲載されている価格は 2013年10月31日 時点での価格となります。
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