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RMEが、14入力チャンネル16出力チャンネルバスパワー駆動のUSB 2.0オーディオ・インターフェイス「Digiface AES」を6月21日に発売します。
持ち運びできるコンパクトな筐体には、AES/EBU、SPDIF、ADATのデジタル入出力、2系統のアナログ入力、4系統のアナログ出力を備え、デジタル入力に割り当て可能な2chサンプル・レート・コンバーター、完全なスタンドアローン動作機能、1000兆分の1秒精度のクロックを実現するSteadyClock FS回路、パラメトリックEQを搭載しています。
デジタル/アナログソースの録音・再生や、デジタル・ミキサーTotalMix FXを活用した柔軟な再生・モニタリング、及びAD/DD/DA間のパッチベイ、ミックスが可能です。
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14入力16出力192kHz AES/EBU USBオーディオ・インターフェイス
Digiface AESは、プロフェッショナルな現場にも柔軟に対応する14入力チャンネル、16出力チャンネル・バスパワー駆動のUSB 2.0オーディオ・インターフェイスです。
持ち運びできるコンパクトな筐体には、AES/EBU、SPDIF、ADATのデジタル入出力、さらにマイク / ライン・アナログ入力端子 × 2系統、アナログ出力端子 × 4 系統(XLR端子 ×2 、TRSフォン端子)、デジタル入力に割り当て可能な2chサンプル・レート・コンバーター、完全なスタンドアローン動作機能、1000兆分の1秒精度のクロックを実現するSteadyClock FS回路、パラメトリックEQを搭載。
Digiface AESは、デジタル/アナログソースの録音・再生や、デジタル・ミキサーTotalMix FXを活用した柔軟な再生・モニタリング、及びAD/DD/DA間のパッチベイ、ミックスが可能。究極の信頼性と多機能性を追求する業務に最適なオール・イン・ワン・ソリューションです。
●多彩なアナログ入出力
Digiface AESのアナログ入力はNeutrik社製のXLRコンボ仕様のマイク / ライン・プリアンプを採用。
デジタル制御された2つのプリアンプは、個別に切替可能な48Vファンタム電源を供給可能です。 この回路は、1 dBずつ調節可能な75 dBのゲインレンジを備え、リレー駆動PAD、優れたEIN(Equivalent Input Noise)性能、ラインのオーバーロードからの保護、そして最低レベルのマイクにも十分なゲインを確保します。
背面には、パワー・アンプ、アクティブ・モニター・スピーカーへの接続、録音に使用できる2系統のXLRバランス・アナログ出力を装備。
さらにヘッドフォン出力は、独立した高品質なモニタリングを実現し、ハイ・インピーダンス、ロー・インピーダンスどちらのヘッドフォンでも十分なボリュームを供給します。
●豊富なデジタル入出力と柔軟なコンバージョン
XLR端子のAES/EBU入出力を中心として、SPDIFコアキシャル、SPDIFオプティカルもしくは8チャンネルADATなど、包括的なデジタル入出力を搭載しています。
スイス・アーミー・ナイフのように自在なこのインターフェイスは、全ての入出力を同時に使用可能で、主要なデジタル・オーディオ・フォーマットを全て送受信できます。
内蔵のSRC(サンプル・レート・コンバーター)は、3つの入力のうち1つに切り替えることで、クロックの問題を解決し、他のサンプル・レートにも対応することができます。これにより、例えば、メイン・ソースのAESクロックに同期して、同時にSPDIFを独立して聴くことができます。
ブレイクアウト・ケーブルを使用しMIDI入出力も使用可能です。
●サンプルレート・コンバーター
Digiface AESには非同期ステレオ・サンプル・レート・コンバーター(SRC)が搭載され、サンプル・レートをリアルタイムで変換します。音質劣化無しの変換が特徴で、変換によってノイズや余計な成分が追加されることはありません。SRCはクロック分離機としても機能し、同期機能が搭載されていない機器をまるで外部クロックで同期しているかのように使用することが可能です。SRCは入力と出力のクロックを分離し、出力クロックをリファレンスとして設定します。これにより異なるクロック・ソースの共存が可能となります。
内部クロックを使用する場合、SRCはジッター除去装置としても機能します。Digiface AESには非常に高いジッター抑制能力を持つ内部クロックSteadyClock FSが搭載されており、あらゆるクロック・ソースに対して完璧なジッター除去を行うことが可能です。一方、入力信号にジッターが含まれているとサンプル・レート変換の品質が落ちる可能性があります。そのためDigiface AESにはSRC入力信号専用のSteadyClock FSがもう1基搭載されており、可能な限り高精度のサンプル・レート変換を可能にします。
※SRCはAES、SPDIF(コアキシャル)、SPDIFオプティカルから選択可能です。ADATオプティカルに接続することはできません。
●1000兆分の1秒精度のクロック
デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。 Digiface AESは、SteadyClock FS回路を搭載し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1秒)単位の精度で抑制させることができます。よって全てのクロック・モードにおいて高品質なアナログ・コンバージョンを提供します。
RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。
●デジタル・リアルタイム・ミキサー TotalMix FX
TotalMix FXのミキサー機能は本体のDSP上で処理されており、すべての入力および再生チャンネルを、同時にすべてのハードウェア出力へ、ミキシング/ルーティングすることができます。つまり、すべてのアウトプットに対して、独立したルーティングを自由に組むことができます。またコントロール・ルーム・セクションにより、トークバックやディム、スピーカーA/B切り替えといった、プロフェッショナルな作業に必要なモニター環境を提供します。
すべての入力チャンネルと出力チャンネルにはフルスケールのデジタル・コンソールに匹敵する充実した機能が実装されています。 3バンド・パラメトリックEQ、ロー・カット、MS処理、位相反転などの効果をチャンネルごとに設定できます。これらは192kHzを含むすべてのサンプル・レートでご使用いただけます。
搭載されるDSPには、DSPオーバーロード自動検出機能が搭載されており、より高いサンプル・レートに変換する際には、DSPの処理能力を超えるすべてのエフェクトが自動的に解除され、DSPオーバーロードになるのを防ぎます。これによりモニター・スピーカーを破損することも防ぐことができます。
記事内に掲載されている価格は 2023年6月15日 時点での価格となります。
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