鮮やかな赤のブースがひときわ目を引くRIEDELのブース。BOLEROを始めとする,インカムのシステムが国内でも数多く利用されていますが、やはり、IBC2023の会場では、MediorNetが中心。さまざまなVideo/Audio信号に加え、GPIOなどの信号をちょ距離のIP伝送することのできるこの製品。登場からすでに10年以上が立っていますが、その進化が止まりません。
IBCでの新製品は、MediorNet HorizoN。SDI信号とST-2110との変換を行うこの製品。1Uのフレームで64chの3G-HD信号の変換が可能。同様に16chのHD-UHD、カラースペースのクロスコンバートを行わせることも出来ます。本体には、8つの3G-SDIの入出力を搭載。フルにHorizoNの機能を使おうと思ったら、4つの100GBeのリンクポートにより、他のMediorNetと接続し入出力を得ることで、HorizoNの持つ強力なコンバート機能が機能します。ちなみにST-2110の出力も4つの100GBeのポートから入出力されます。既存のMediorNetとST-2110のGatewayとも言えるこちらの製品。これからのシステムにもMediorNetを組み込む際に重要な一台となることでしょう。
REIDELブースでは、同社のもう一つの顔であるソリューションレンタルの実例として、F1、Americas Cup(ヨットレース)、ブンデスリーガのアピールが行われていました。こういったところにも、少しずつ洒落っ気があるのがヨーロッパらしいところですね。
記事内に掲載されている価格は 2023年9月27日 時点での価格となります。
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