Fraunhoferは、お膝元ということもあり、大規模なブースでさまざまな最新のソリューションを展開。我々としての注目は、やはりMPEG-H。次世代放送規格として注目の高まるMPEG-H。Pro Toolsにも同梱されるようになっているので改めてチェックしていただいてもいいタイミングかと思います。
MPEG-Hの話を聞いていたところ、すぐとなりのブースで展示をしているsalsa soundを紹介されました。このメーカーは、ソフトウェアでMPEG-Hのリアルタイムエンコードを行うソリューションを展開しています。強力なミキサー機能を持ち、自動的にレベル之調整などをさまざまなメタデータにより調整を行うことのできる多機能な製品。
会場では、サッカー中継のデモを行っており、ボールポジションに合わせて、自動的にイマーシブミックスを行っているさまを見ることが出来ました。これは、ヨーロッパならではのソリューションですが、ボールの位置に合わせてグラウンド周囲に設置されたマイクのボリュームを自動的に調整するというもの。このような、オートマチック・ミキサーの機能も組み込まれています。
そして、日本でMPEG-Hが採用されるとしたら、必須となるかと考えられている22.2chへの対応。こちらも聞いてみたところ、すでに実装が住んでいるということ。ただ、現時点では、MPEG-H Level3(15ch Audio+1ch Meta)までの出力への対応ということで、実際んお出力は行えないということですが、次のステップとして準備の進んでいるMPEG-H Level4(28ch)へのスタンバイはすんでいるということでした。
記事内に掲載されている価格は 2023年9月27日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ