現場で活躍するポータブルレコーダーの定番メーカーであるSoundDevicesは、近年ワイヤレスの製品を積極的にリリースしています。IBC 2023では、これまでのラインナップの中間を埋める製品と、新しいトランスミッターをリリースしました。
こちらが、新しいレシーバーであるA20-Nexus Go。これまでのA20-Nexusは4chのモデルと、8~16chのモデルの2機種でしたが、今回のA20-Nexus Goは4~8chというまさに中間を埋める製品。タッチパネルによるコントロールと、高詳細な4つのパネルによる一括で確認できる多くのフィードバックで使い勝手の良い製品。デザイン自体は、8~16chのモデルを踏襲しています。
もう一つが、A20-Battery Doublerというトランスミッター。これまでのA20-miniの兄弟機となるバッテリーパックが2本入る長時間稼働タイプ。このトランスミッターの特徴は、何と言ってもトランスミッター自体に録音機能が搭載されていること。トランスミッターの中にメモリが内蔵されており、十分な時間(4日以上!?)の収録が可能とのこと。これは、A20-mini/A20-Battery Doubler両機種共通とのこと。両機種とも使用するバッテリーは共有で、1本入るか2本はイルカの違いだということです。
A20 Nexusシリーズの元々のトランスミッターであるA20 TXもご紹介しておきます。こちらは、単三電池3本でも動作するトランスミッター。やはりこちらも録音機能がついており、収録メディアはmicroSDという違いがあります。A20-mini/A20-Battery Doublerのコンパクトさはありませんが、SoundDeviceとしての堅牢さは、実際に触ってみるとさすがの一言。SoundDevicesの現場で鍛え上げられた作りの良さはやはり他社の追従を許さないものであると思います。
メーカーサイト:https://www.sounddevices.com/
記事内に掲載されている価格は 2023年9月17日 時点での価格となります。
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