多くのビデオグラファーより要望のあったフルサイズ対応のシネマカメラ”Blackmagic Cinema Camera 6K”に続き、Blackmagic URSA Cineを発表。遂に、URSAにもフルサイズの波が押し寄せてきました。
Blackmagic URSA Cineは35.64mm × 23.32サイズのフルサイズセンサーを搭載したカメラで、収録サイズは最大で12K、ダイナミックレンジは16ストップに対応。
また大きなアップデートとしてはURSA Cine用メディア「Blackmagic Media Module 8TB」も発表。M.2 SSDが搭載されているだけでなく、同時に発表されたBlackmagic Media Dockを使えば瞬時にBlackmagic Cloudに転送することができるようです。どんどん便利になっていますね、Blackmagic Cloud。
URSAシリーズらしくNDフィルターを内蔵し、レンズマウントもPL、LPL、EF、ハッセルブラッドレンズマウントに交換することができるようです。豊富な入出力も嬉しいところ。ペリカンケースも付属します。
見た目はURSAのようですが、異なる名称で発表された「Blackmagic PYXIS 6K」。こちらもセンサーサイズはフルサイズが採用されており、収録サイズは最大で6K。マウントは固定でEF、PL、Lマウントの3モデルから選択するようです。
URSA Cineと異なる点は、Media Moduleのような専用メディアが用意されるわけではなく、CFexpressカードまたは外付けディスクに収録するようですね。
URSA Cine 12KとPYXIS 6Kは共にフルサイズセンサーを採用していますが、12K/6K、専用メディアの有無、マウント交換ができるか否か、が選択のポイントになりそうですね。
DaVinci Resolve Micro Panelがアップデートし、「DaVinci Resolve Micro Color Panel」として生まれ変わりました。高品位のトラックボールはそのままに、前モデルよりもグレーディング部の細かいコントロールに対応しています。トラックボールを中心にボタンやツマミの配置は他モデルと同じ配置がされているようなので、Mini Panelにあるような液晶ディスプレイが必要ない方にはこちらの方が使い勝手はいいかもしれませんね。
なお、今回のモデルから初めて各国言語対応モデルも準備されており、まずは英語表記のモデルからにはなりますが、日本語表記のMicro Color Panelもリリース予定とのこと。
Editor keyboardカテゴリーからも新たなコントローラー「DaVinci Resolve Replay Editor」が発表されました。こちらはSpeed Editorと比較すると、ニュースやスポーツ中継に見られるようなマルチカム編集に特化したKey配置となっております。DaVinci Resolve 19の新機能であるマルチソース・POI・リプレイパレットのコントロールに向けた作りですね。
なお、USB または Bluetooth 経由で接続し、内蔵バッテリーで数時間利用することも可能。iPad版DaVinci Resolve でも効果を発揮しそうです。
ATEM Seriesにも新たなモデルが!ラックマウント式のATEM Constellationシリーズから、4Kに対応したATEM 1 M/E Constellation 4K / ATEM 2 M/E Constellation 4Kが発表。基本使用はHDモデルと大きくは変わらないかと思いますが、入出力数から見た4Kスイッチャーとしてはコストパフォーマンスは高いですね。
ATEM Constellationシリーズをラックマウントした場合に必要になるのがコントローラー。そんな声を予想してか、ATEM Micro Panelが発表されました。プログラム・プレビューは10系統、M/Eボタンは4系統ついているので、殆どのATEMスイッチャーのコントロールには対応しているのではないでしょうか。USBはもちろん、Bluetooth接続にも対応しているのも嬉しいポイントですね!
記事内に掲載されている価格は 2024年4月16日 時点での価格となります。
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