MTRX Studio
Avidから新たなオーディオI/O、MTRX Studioが発表されました。MTRX Studioは、マイクプリやモニターアウトなどを搭載したオールインワン仕様。フラッグシップとなるMTRXの2ndシリーズとして、業務での使用はもちろん、個人の制作環境においてもハイエンドのポジションに立つI/Oとなりそうです。製品画像の通り、16ch分のレベルメーターやモニタリング用のヘッドホンアウトも搭載されており、HD OMNIのユーザーにはステップアップとして有力なリプレイス候補になるのではないでしょうか。なお、現地での予価は$4,999で今春中のリリースとなる模様。
また、アナログ入出力としてLINE INが16ch、MIC INが2ch。出力はLINE OUTが16ch、MAIN MONITERが2chの合計18in/18outが用意されており、さらに今回Dante端子がオンボードに搭載。将来性ある豊富な入出力は、Dolby Atmos制作システムをコンパクトに構築するなど、多様なシーンに対応できる拡張性をもたらしてくれる仕様です。S6/S4/S3/S1といったコントロールサーフェスとのリモート連携や、MTRXと同様にDaDmanでの柔軟なルーティングやモニタリング構築についても続報が期待されるところでしょう。
Pro Tools|HDX Thunderbolt 3シャーシ
AvidブランドでThunderbolt 3シャーシも発表となりました!Pro Tools|HDX Thunderbolt 3 Chassisと名付けられたこちらの製品はデスクトップタイプとラックタイプの2種類。デスクトップタイプはHDXカードが1枚搭載できる外付けシャーシで、ラックタイプはHDXカードとMac miniを1Uの本体内部にマウントすることができる仕様になっています。また、これらのシャーシはHDXカード、Pro Tools|Ultimateソフトウェア、Avidの各種I/Oとのバンドルセットが予定されているようで、先にご紹介したMTRX Studioとのバンドルも用意される見込みです。シャーシ単体での現地予価は$499(Desktop)、$699(Rack)でこちらも今春中のリリースが見込まれています。
Pro Tools 次期バージョン
Pro Toolsも次期バージョンがお目見えです。こちらはいわばテクニカルプレビューのような格好ですが、フォルダートラック機能の搭載が大きなトピックとなります。フォルダートラックは他のDAWでも愛用されているユーザーが多かったので、待ち望んでいたPro Toolsユーザーも多いのではないでしょうか?また、新MacProへの対応も拡張。Avidの推奨環境とまではいかないようですが、HDX3以上のシステム構築も可能となる見通しです。こちらの次期バージョンも今春中リリースとのことですので続報をお待ちください!
今回発表となった期待の新製品については、NAMM Avidブースでの様子もレポートします。乞うご期待!
メーカーページはこちら
https://www.avid.com/ja/#Audio
記事内に掲載されている価格は 2020年1月17日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ