フルアナログ TRUE QUAD VCA THAT 2181 + プラグインリコール
複数のトラックを集め、主な用途としてそれらトラックの一体感を出すために用いるいわゆる「バスコンプ」。SL 4000 Gシリーズ搭載のモジュールをはじめ、現在ではプラグインとして様々な製品が発売されています。
WesAudioから新たに登場したngBusCompはバスコンプとして、フルアナログながらもデジタルリコール機能を備えたハードウェアバスコンプ。DAW時代に沿った使い勝手を取り込んだハードウェア・プロダクトの定義を刷新する製品になりそうです。
音声シグナルパスに4つ、さらにサイドチェインに1つのTHAT社製2181オーディオアンプ回路を搭載した完全フルアナログ。+24dBuのヘッドルームを持ちます。2chステレオですが、リンクを外しデュアルモノとしても各チャンネルを動作させることが可能。またM/Sモードも搭載しています。
出力部ではバランス回路と、トランスバランス(PAD回路を含む)のいずれかをツイッチで選択でき、サウンドのカラーを切り替えることができます。さらにIRONモードを選べば、トランスをドライブしてゲインアップ。トランスならではのサウンド変化を得ることができ、レベルが増加した分は、挟まれたPAD回路でレベルダウンが可能。1dBごと15dBまで調節可能です。コンプのレシオは1.5:1、2:1、4:1、10:1の5つから選択可能。さらにINFモード(いわゆる∞:1)で劇的に潰したコンプメイキングもできます。
DAW時代にふさわしいWesAudioならではの機能は、プラグインによるトータルリコール機能。VST2/VST3/AU/AAX/AAX DSPフォーマットに対応したプラグインを用い、DAWから本機のトータルリコールができるので、セッションファイル毎に、各セッティングを保存することが可能です。
製品ページ
http://wesaudio.com/ngbuscomp/
Writer : Tsune
WesAudio メーカーページ
http://wesaudio.com/
記事内に掲載されている価格は 2020年1月18日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ