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21
Nov.2022
製品情報

史上最速のDTM PCが誕生!? Intel 第13世代CPU発表!

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IntelのCEO、パット・ゲルシンガーが「半導体不足は2023年まで続く」との見解を示すなど世の中的には明るいニュースが少ない中、待望のIntel第13世代CPU “Raptor Lake”が発売されました。

第13世代はトータル40%の性能スケーリングを実現!

気になるベンチマークですが、Alder Lake(第12世代Intel CPU)と比較して販売後の実測ではシングルスレッド12%向上とほぼ事前公表値通りを記録。

その他全体的な見直しで旧世代から40%の性能向上が実現されたとの事で、音楽制作の分野でも間違いなくスペックアップが見込める注目の内容となっております。

ハイブリッドアーキテクチャのおさらいと、13世代CPUのスペックはこんな感じ!

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12世代から採用されたハイブリッドアーキテクチャ

今回で旧世代となったIntel第12世代Coreプロセッサーは、ハイブリッドアーキテクチャを採用したIntel最初のCPUでした。

ハイブリッドアーキテクチャとは、Pコア(高性能=Performanceコア)とEコア(高効率=Efficient)の2つの異なる特性のCPUコアがそれぞれの得意分野を担当する事で、バックグラウンドタスクやOSシステムの処理はEコアが担当し、アクティブになっているメインのアプリケーションをPコアが担当するという処理方法になります。

ハイブリッドアーキテクチャはWindows11の新機能、「Intel スレッドディレクター」でオーダーを構築すると、適材適所な処理指示を出す事で処理速度、省電力の最適化を計ります。

Pコアのみだったハイブリッドコア以前のモデルと比較すると、アイドリング時の劇的な省電力化を実現。プロセッサーの発熱も抑えられるという事で、DTMではクリティカルポイントとなる静音性を安定して手に入れられる事がトピックでした。

第13世代の技術仕様

第12世代(Alder Lake)と第13世代(Raptor Lake)ではチップセットが700番台へとアップデート。プラットフォームはLGA1700(チップセット600番台)のままで12世代と同じ体制となります。

プラットフォーム(ファームファクタ)が変わらないと言うことは、12世代で動いていたソフトウェアがそのまま使用できる可能性が非常に高いという事。

そして一番大きな違いはコア・スレッド数。Core 12000シリーズは最大8P-Core (8C16T) + 8E-Core (8C8T)の計16C24Tでしたが、Core 13000シリーズは最大8P-Core (8C16T) + 16E-Core (16C16T)の計24C32Tとなっており、E-Coreが倍増しています。

また、P-Coreに関してはAlder LakeのGolden CoveからRaptor Coveに更新。IPCの向上にL2キャッシュ増量。コア数スレッド数も一昔前のサーバー用CPUのような数になりましたが、Raptor LakeのL3+L2キャッシュは驚きの68MBとなっており、コンピューター根本の速度向上もしっかり果たしています。

Core 13000シリーズは最大クロックも300MHz高くなっており、スレッドディレクターを有さないwindows10で運用するユーザーもクロックの向上でパワーアップを狙えます。

マイナーチェンジの範囲でこのスペックアップは買い替えを考える既存のWindowsユーザーは勿論、買い換えのタイミングを伺っているMacユーザーにも是非検討して頂きたい内容となっております。

Macユーザーさんにこそお勧めしたい、鬼コスパのWin機で快適環境を!

Macにおけるサードパーティー製ソフトウェアの立ち位置は最新OSに対応するまで半年〜1年かったり、AppleシリコンになってからはRosetta 2経由で動く事は動くが、フルパフォーマンスではないソフトウェアもまだまだ沢山あるといった状況です。

販売店の目線からでも、「〇〇社のプラグインはVenturaではまだ動きませんよ、〇〇社のプラグインをCatalinaでお使いであればOSアップデートはお控え下さい」といった案内を心苦しいながらも日々お伝えしております。

ちなみに、現行Mac ProでIntel 13000シリーズと同等の24コアをオプションでつけると、ストックの8コアから+84万円だそうです。Mac proはXeonプロセッサー、マザーなどの規格がApple1社しかない(相性問題が存在しない)ので単純に諸元のみで比べる事はできませんが、コストパフォーマンスの良さもWindowsの利点です。

特に映像系のハイエンド機はPCI-eレーンの充実を狙うため、Mac ProかMac Studio+PCIシャーシという選択肢になりますが、据置型のWindowsなら半額のスペックの物でも最低2スロットはスタンバイされている物がほとんど。USBのポートも初めから10個くらい付いています。

今は時期が悪い?

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PC買い替えのタイミングで毎回話題に上がるのがそのタイミング。

自分の求めている性能とやりたい作業が出来るかどうかで決めるのであれば、タイミングは”思い立ったが吉日”でしょう。お仕事用途なら尚の事ですね。

先代モデルから少ししか性能が上がっていない。。という事も無く、性能が上がった分価格も上がっていますが、先代i7が13世代i5のレンジで近しいパフォーマンスを発揮しているという事で、予算も同じ幅で工面できそうですね。先述の通り成熟した12世代プラットフォームを使用しているので、ハードウェア面では安定性の期待ができます。

懸念点を挙げるとしたら、接続するI/Oのドライバ提供や、使用予定のプラグインがWindows11に対応しているかどうかを事前に調べておく必要がある事でしょうか。これはIntel 12世代の時でも同じですし、コンピューターの買い替え時にはWin/Mac問わず必ず出くわす問題ですので、しっかり整合性を取っていればこちらも問題ありません。

Windows10を想定される場合、2015年にリリースされたWindows10も7年選手ですので、大抵のソフトは動作OK。元々Windowsでは1製品が長く使える事が利点で、この特徴は今回も変わらずとなっております。

既存のWindowsユーザー、こと第11世代以前のWindows機をお使いの方はハイブリッドアーキテクチャによってパフォーマンスの大幅向上、今のマシンでもスペックが足りているなら、発熱を抑えてファン回転数を最小限に抑えた静音PC化など、享受できるメリットがたくさんあります。iZotope / OzoneやVengeance Sound / Avengerなど重量級ソフトがプロジェクトの根幹にある事が当たり前になってきた昨今、E-Coreという存在がバックグラウンドタスクを処理してくれるのはまさに画期的。映像マシンだったとしても、昨年と比べればグラフィックカードも供給/価格共に落ち着いてきたので、昨年と比べると時期はとっても良いと思います。

Rock oNではSound Cubeというパートナーを務めるOM FACTORY製Windowsマシンの販売を行っております。煩わしい部品の相性問題は事前に徹底検証済み、SSDメモリや増設もフレキシブルに対応し、クリエイターが思う理想のスペックを実現します。ゲーミングPCを買ったものの、冷却ファンが爆音で録音に音が乗ってしまう!なんて事もありません。

カスタムスペックや購入前のご相談もお待ちしております。

OM Factory
SOUND CUBE LE (2022)
¥300,000
本体価格:¥272,727
4500ポイント還元
OM Factory
SOUND CUBE Studio (Late2022)
¥495,000
本体価格:¥450,000
7425ポイント還元
OM Factory
SOUND CUBE Producer (Late2022)
¥804,375
本体価格:¥731,250
12066ポイント還元

    記事内に掲載されている価格は 2022年11月21日 時点での価格となります。

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