4/2(金)18:00〜19:00 田辺恵二氏によるウェビナーが開催されました
田辺恵二の音楽をいっぱいいじっちゃうぞPresents〜 配信音声をクオリティアップしちゃうぞ! 〜
Youtubeをはじめ Zoom や Google Meet 、Podcast、Clubhouseなど様々な配信プラットフォームが活用される今、パソコン付属のマイクやイヤホン付属マイクを使用している方も多いはず。声がモコモコになったり、逆に低音のないカサカサした声になってしまって、相手に聞き返されたり、話が伝わらなかったりすることはありませんか? そこでオーディオインターフェイスや外部マイクを使用して、配信音声のクオリティをアップする方法を田辺恵二氏にレクチャーして頂きます。 Youtuberさんはもとより、仕事で会議通話する方々も必見です!
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田辺恵二氏によるテキスト解説:テレワーク/音声SNS音質向上計画
この一年であらゆる職種で在宅勤務が当たり前になってきました(そんな筆者は在宅勤務歴30年なのですが)オンラインミーティングに違和感あった人も日常になったのではないでしょうか?仕事だけではなく昨年ではZoomやMeet等のビデオチャットを宅飲みやイベントに使用したりすることも多くなり、今年になって音声型のSNS「Clubhouse」やTwitterの「スペース」等が今年前半の話題になりました。
そのオンラインミーティングで気になるのがそれぞれの環境による違い(映像、音声)がその会議への集中力を高めたり、その逆に下がったりとあるような気がします、具体的に言えば回線速度の悪さによる画質/音質の悪さだったりですが最近ではWi-Fi環境も皆さん高速になりそこまでは気になりませんがイヤホンでモニターしている方にとって相手方の音質が悪いとストレスに感じることもあるかと思います、一対一でしたらそこまではという感じですが4〜5人のレベルでも机の音やそもそもマイクから遠くて聞きづらいという人が何人かいると「話さない時はミュートお願い!」と思ってしまったりします。
ミーティングにそこまで求めることもないかと思いますがさらに趣味や活動の一つとしてオンライン配信の音質/画質の向上はかなり大切な要素だと思います、ただ動画の画質となるとカメラやスイッチャーとそしてそれぞれのクオリティー上げることの沼は果てしないので今回は音質にフォーカスしてみたいと思います。
現在オンラインミーティングでのマイク/スピーカー(モニター)のポピュラーなものといえばPCの内蔵マイク/スピーカーでしょう、最近のPCではクオリティも高くなっているのでそこまで悪いというのはないと思いますがほんのわずかな投資でびっくりするぐらいの音質向上するのです!!いくつかのケースがあるのでご紹介したいと思います。
必要なものとしてマイク、オーディオ・インターフェース、これだけです!!マイクにもダイナミック型コンデンサー型というもがありそれぞれ音質が違うのはなんとなく理解できると思うのですがオーディオ・インターフェースって何をするもの?というのを専門学校講師時代振り返ると音楽を勉強している学生さんにもたくさんいたのを思い出しました。
⬆️こちらの記事もご参考に!
簡単に言うとマイクの音声をPCに取り込むための機材ということでしょうか?ここで重要なのはその価格によってそれぞれ音質も違うということです、ここは置いておいてオーディオ・インターフェースがあるとないとでは全く違うので今回はわりと導入しやすい価格帯のものをご紹介します。
マイク
今回用意したのはマイクは定番シュアーSM58(ダイナミック)LEWITT LCT240 PRO(コンデンサー)Earthworks ICON PRO(コンデンサー)ゼンハイザーMKE-600(コンデンサー)の4種類ですSM58以外はコンデンサー型ですがMKE-600はガンマイクと言って遠くから音源を狙うという用途のタイプになります。
オーディオインターフェイス
オーディオ・インターフェースはSteinberg UR22C、MOTU M2、audient EVO4、PreSonus Studio24c、YAHAMA AG03の5種類これらは1〜3万程度のものになります。
さて設定ですがZoomやMeetも環境設定的なところの音声のタブを使用したいオーディオ・インターフェースの機材名に合わせればOKです。
一つ気をつけなければいけないのはコンデンサー型のマイクを使用する場合オーディオ・インターフェースのマイクインプットの近くにある「48V」とあるファンタム電源(コンデンサーマイクを駆動させる電源)をオンにしましょう。
実際の音質はロックオンカンパニーのYouTubeチャンネルのアーカイブがあるのでそちらを参照していただきたいのですが結論から言えば当たり前と言えば当たり前なのですがPCの内蔵マイクに比べ聞きやすい音質になっていると思います(笑)なのですがそれで終わってしまうと音質アップのために2〜3万の出費?となるとこのご時世・・・ですよね?ワンランクアップとともにプラスアルファがあるものがオーディオ・インターフェースなのです!
通常の接続は単純にマイク→オーディオ・インターフェース→PCですが、今回ご紹介したオーディオ・インターフェースにはDAWと言って音声とバーチャルの楽器を混在でき編集できるソフトが付属しています、そちらを使うことでピッチチェンジャー(声を高くしたり低くしたり、リバーブかけたりというワンランク上の技が使えます
あと実際に音色の違いで大きかったのはコンデンサーマイクとダイミックマイクです。
通常レコーディングではより繊細な音の録れるコンデンサーマイクを使用しますが音声信号の圧縮をしているオンライン会議アプリでは声の帯域に近いダイナミックマイクの方が聴きやすいというリスナーの方もいました。
最後に配信の音声にBGMを流したいという場合に今回使用したオーディオ・インターフェースに実装されている「ループバック」という機能を有効にします、いったいどんな機能かというとPC内のアプリの音声を配信の音声に混ぜることが可能ということです
マイクの声にBGMを混ぜればちょっとしたラジオ的なこともできますしね
この先オンラインミーティング/イベントは日常的になると思われますのでより良い高音質な声と音でワンランク上の好感度アップ目指しましょう!
記事内に掲載されている価格は 2021年3月26日 時点での価格となります。
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