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進化したKRK 新Vシリーズ。前回のRock oNスタッフによるインプレッション レビューに続き、今回は一線で活躍するクリエーターの方からのインプレッションを伺おうということで、w-inds. 橘 慶太氏に登場いただきました!
Rock oN : 今回、「KRK V6S4」を試聴していただいた橘さまのプライベートスタジオですが、ここでは普段どんな作業をされていますか? また、ご使用のDAW、オーディオインターフェース等、制作環境について教えてください。
橘 慶太氏 : トラックメイキング、ミックス作業、プリプロ、本チャンのRecをする事もあります。トラックメイキングにはAbleton Live! 9、ミックス作業はProTools 12, インターフェースはUniversal audio Apollo 8、ワードクロックはWordclockにAntelope Live Clockを使っています。よく使うボーカル録りのセットアップは、マイクがBlue Bottle、プリアンプがNEVE 1066、コンプレッサーがUrei 1176 rev.Hです。
Rock oN : 音楽制作を行う上で、モニタースピーカーに求めることは何ですか?
橘 慶太氏 : 用途によって違いますが、トラックを作る時はテンションを上げる為にKRKの様な派手な音が欲しいです。逆にミックスをする際は、レンジが広く音を素直に鳴らすスピーカーを求めます。
Rock oN : 橘さまは、これまでにKRK VXT8を使われていたと聞いていますが、 どんなところが気に入っていましたか?
橘 慶太氏 : EDMが全盛期の頃に購入して、とにかく下の鳴り方が印象的でした。派手なので軽くビートを打ち込んだだけでもパンチのある音になって気分が上がるので気に入っています。
Rock oN : 今回、試聴していただいたKRKの新しい製品「V6S4」ですが、 印象はいかがでしたか?
橘 慶太氏 : VXTシリーズより少しクリアな印象でした。特にハイの伸びが全然良いと思います。なのでボーカルの処理もやり易いなと感じました。VXT8に慣れてしまって低音はもっと欲しいなと思いましたが、下の鳴りがもっと欲しい場合は、もう1つ大きなサイズのV8S4が良いのかなと思いました。
Rock oN : 本製品を進めるならどんな人に勧めますか?
橘 慶太氏 : 自宅で簡単にトラックメイキングをする方にはコスパがとても良いと思います。ボリュームを小さめにしても良いバランスで聞こえてくるので、無駄に上げすぎなくても良いという点でも自宅にはオススメです。あとは、ラージスピーカーは既に持っていて、ボーカル処理用にもう1つ用意するという使い方も良いと思います。
Rock oN : 最後に、「KRK V6S4」に対するコメン トをお願いします!
橘 慶太氏 : KRKはパンチある音がとても良くて好んでいたのですが、その良さを残しつつ、クリアさが足された、新しいVシリーズは洗礼されていると思いました。機会があればV8S4の音も聴いてみて、良ければVXT8からの買い替えを考えます。(笑)
BLACKモデル
WHTITEモデル
ウーファー
メーカーHP
KRK SYSTEMS
http://www.krksys.com
記事内に掲載されている価格は 2017年12月1日 時点での価格となります。
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