青と白のブースに「The Speed to Create」の文字。速さを求めるユーザーに対してOWCからのアピールでしょう。それだけストレージ間の転送速度に自信を持つOWC。今回のNAB2017では新製品が多数発表されました。
まずはMERCURY HELIOS。こちらはPCIeスロットのシャーシでフルレングス、ハーフレングスのものに対応した機種になります。Thunderbolt2に対応したものと、そのバージョンアップでMERCURY HELIOS 3としてThunderbolt3に対応の機種も。転送速度は40Gb/sをサポート。選択肢が少なかったシャーシに新たな対抗機種が出たことはこちらとしても嬉しい限り。SUMMER 2017が待ち遠しいです。
こちらは3.5inch to 2.5inchのマウンターと、CDドライブ変換マウンターを使ってiMacに組み込んだ展示機になります。マウンター自体はさほど珍しくはないですが、OWCのSSDは注目です。
MacBook用のマウンターとSSDですね。SSDはMercury Extreme Pro 6G。SATA3接続の6Gb/sの転送速度を意識した機種で、すでに流通には乗っているものとなりますが、安定性と速度で定評があります。
ENVOY PRO EX。こちらはPCIe接続のM.2 SSDが搭載されたThunderbolt3(USB Type-C)のポータブルストレージ。驚くべきはreadが最大で2GB/s超え、writeも1GB/sという速度。ここまできたか、という印象すらあります。M.2は容量によっては発熱が問題視されがちですが、あえてポータブルに挑戦するというOWCの自信がうかがえます。是非ともその速度を体感したいものです。
MERCURY ON-THE-GO PRO。こちらもストレージですが、GoPro用というのは珍しいですね。端子もUSB3.1とFirewire800、もしくはUSB 3.1のみと意外。更にはSSD or HDD。駆動部のないSSDがアクティブな動きに最適なのはわかりますが、この展示機はHGSTのHDD。よほど、ケースの精度が高くないと不安なものですが、ここであえてのHDDということは、すでに耐久性もクリアしているものと思います。
MERCURY ELITE PRO DUAL MINI。接続はUSB3.1(USB Type-C)。RAID前提の2スロットHDDケース。SSDの高速性よりも容量と安定性を重視。オプションでSSDもありますので、懐に余裕のある方はそちらを。
AURA SSD Upgrade Kit。MacProの容量を最大で4TBまでアップグレード可能にするキットです。明らかに発熱を考慮したであろう構造に苦労の跡を感じます。
Drive DOCk。HDD、SSDを手軽に操作できるDOCKなので、使用する際の利便性から、人気のものになります。OWCということで内部チップなどの性能も折り紙付き。なんとなくですが、TOSHIBAのHDDのほうが不安になりますね。USB3.0とthunderboltの両対応で、接続先に困ることもありません。
様々な規格に対応したTHUNDERBOLT3 DOCK。USBにaudio port。Firewire800にmini Displayportも嬉しいところです。Thunderbolt3のみになってから、旧規格との接続で何かと不便な部分があるので、こういった製品を持つことで、接続における不安が解消されますので、何かと重宝すること間違い無しです。しかもオーディオも考慮されており、S/PDIFのオプティカルOutだけでなく、写真では確認できませんが、フロントにもSD cardUSB3.1に加えヘッドホンもつながるAnalogのIN/OUT付き。OWCのヘッドホンプリの性能が気になるところです。
2016年のMacbook Proにマルチで接続が可能になる、こちらはPROJECT DEC。すでにOWCのホームページ上で公開されており、サイトによっては”OWC Makes MacBooks’PRO’ Againというある意味皮肉のある商品になっていますが、一方でこれを待っていた!というユーザーは本当に多いと思います。USB Type-C 1portの消費でUSB3.1(Gen.1)が3ポートにGigabit portでLAN接続が可能となり、しかも内部にSSDを搭載もでき、最大で4TBまで可能。素晴らしいですね。
今回OWCは全てに3年間の保証を打ち出していますし、Macに関しての安定感は抜群。それに加えて、旧ユーザーの不満を解消してくれるものをツボを押さえて提供してくれるので、開発者の方はニーズを的確についてきていると思います。
Writer : Yosuke
OWC
https://www.owcdigital.com/.
記事内に掲載されている価格は 2017年4月28日 時点での価格となります。
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