モニターコントローラー定番「BIG KNOB」へのフル・モデルチェンジが記憶に新しい「Mackie」。
今回のNAMM 2018では、新商品の発表が多く、その中でもイアーモニター「MP Siries」の登場には驚きました!
MPシリーズ
注目はMackie初のインイヤーモニターとなる「MPシリーズ」3製品です!遮音性の高いプロフェッショナルインイヤーモニターで、ライブでのパフォーマンスに強い威力を発揮してくれそうな製品です。
MPシリーズは原音に忠実で明瞭度の高いサウンドを再生するために緻密なチューニングが施されていて、特に最高機種のMP-240は、低域周波数再生を担うダイナミックドライバーと中高域再生を担うKnowlesバランスドアーマチャードライバーを搭載、原音に忠実なサウンドを再生が実現できます。
そのほかアーティストパフォーマンスを向上させる設計開発がされていて、主な特徴は下記になります。
3機種の仕様は下記になります。
MP-240
MP-220
MP-120
HMシリーズ
さらにMackieは新製品として、ヘッドホンアンプ「HMシリーズ」の3機種を発表しました。
3機種とも高品位なヘッドホンアンプ回路を搭載し、クリアで明瞭度の高いサウンドを再生でき、様々な設置に対応可能です。長年にわたりスタジオや放送局向けの設備用製品を数多く送りだしてきたMackieならではのヘッドホンアンプと言えますね。
HM-4
HM-4は4Wayヘッドホンアンプです。
個別にボリューム調整が可能な1/4ステレオ標準ヘッドホン出力を装備していますので、リハーサルスタジオ、プライベートレコーディングスタジオなどで4人同時にヘッドホンで使用することが出来ます。コンパクトなサイズなので手軽に使えそうな製品です。
その他の仕様は下記になります。
HM-400
HM-400は4チャンネルタイプのヘッドホンアンプです。レベルコントロールが可能なステレオメイン入力とステレオメイン出力を装備。さらに独立したAUX入力と個別に調整可能な2バンドEQを装備し、合計12個のステレオヘッドホンが接続可能です。
1Uラックサイズにもかかわらず様々な接続オプションに対応可能なヘッドホンアンプですね。
その他の仕様は下記になります。
HM-800
HM-800は8チャンネルヘッドホンアンプです。1Uラックサイズにもかかわらず最大で16個のヘッドホンが接続でき、最大で10ミックスが可能なヘッドホンアンプですので、ライブステージ上でのパーソナルモニターやレコーディングスタジオでのキューミックスヘッドホン分配アンプなど、業務用で性能を発揮する製品ですね。
その他の仕様は下記になります。
MDBシリーズ
続いてダイレクトボックスの「MDBシリーズ」の4製品です。
MDB-2P
ハイインピーダンスアンバランス音源をローインピーダンスに変換しますので、キーボードプレーヤーやメディアプレーヤーに最適なステレオ入力です。
その他の仕様は下記になります。
MDB-1P
MDB-1Pは、パッシブダイレクトボックスです。
見た感じシンプルながら使い勝手のよいパッシブダイレクトボックスです。これはライブやレコーディングでギターやベースなどを使用する際には必要不可欠なツールですね!
その他の仕様は下記になります。
MDB-USB
利便性が高い製品といえるのは、MDB-USBです。
USBステレオダイレクトボックスの高解像度24bit/96kHzオーディオインターフェースです。コンピューターとダイレクトにUSB接続が可能ですが、ドライバーが不要なところもとても便利です。
これがあればパソコンに接続してOUT PUTをPAミキサーに送れば良いので、ライブでも重宝しそうです。デジタル音源を多様する時代の最先端を行くダイレクトボックスと言えますね。
その他の仕様は下記になります。
MDB-1A
MDB-1Aは、アクティブダイレクトボックスで、アクティブピックアップのギターやプリアンプ搭載のベースなどの楽器に最適なダイレクトボックスです。
その他の仕様は下記になります。
M48、MTEST-1
M48
これら以外にも2製品の発表がありました。
M48は、48vファンタム電源が必要なコンデンサーマイクやダイレクトボックスなどに最適です。
さらに電池でも駆動するので野外で使用する場合にも重宝します。
税別市場想定価格は¥5,900です。
MTEST-1
MTEST-1は現場で重宝しそうなケーブルテスターです。テスト可能な接続可能なコネクタはTRS、TS、XLR、RCA、スピコン(NL4)、3.5mmTRS、MIDI、バナナジャックなど、プロオーディオの世界で使われている大半のコネクターに対応しています。
税別市場想定価格は¥3.600です。リーズナブルなので一つあると現場で役に立つ製品です。
自社の持つ強みを生かしつつ、インイヤーモニターなど新たな分野へのチャレンジも見えたMackie。
店頭に並ぶ日が楽しみです!
Writer.Matsuyama
記事内に掲載されている価格は 2018年1月28日 時点での価格となります。
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