メーカーカラーである白を基調としたブース。各商品ごとにスペースを空け展示してあるため、見やすく、撮影のしやすさがありました。新製品発表もありましたが、一方で目を引く、物としての奇抜さがある商品ではなかったためか、来場者もじっくり確認している印象を受けました。
信頼のクオリティのaudio-technica。マイク、ヘッドホン、イヤホンで国内のメーカーという安心感もあり、低価格帯のコンデンサマイクは入門編としては一歩秀でた商品として、長く好調なセールスを記録しています。
まずは6000 series。ワイヤレスシステムで最大31chをカバーし、特定ラジオ帯域を使用。外来ノイズを遮断するフィルターも搭載しており、混線の対策もばっちりです。
下段のATW-DA410は広帯域のアンテナディストリビューターでシステムの強化も可能です。
こちらは左からトランスミッターとアンテナフィルターです。両方とも小型化が進んでいますね。
一方でSYSTEM 10の展示もありました。
2.4GHz帯のデジタルワイヤレスシステムで、色付けがなく、簡単な設定を売りにしています。
前述の6000seriesよりはスペースがありませんが、堅調な様子です。
ビデオ取り付け型のマイクもワイヤレス化が進んでいます。
SYSTEM 10のシリーズで、マルチな形でマウント用のアダプターも提供され、より撮影に集中できる形で、集音も同時におこなえるようになっています。
新製品です。カメラ搭載型のAT8024。
軽量小型、ステレオ/モノと両方に対応し、フィルター搭載でフレキシブルに様々なシーンで活躍が期待できます。
低価格のコストパフォーマンスに優れたAT2020がバージョンアップされ、AT2020USBiとAT2020USB+が発表されました。AT2020USBiはiPhone対応のLightning接続。AT2020USB+はUSBでPC/macとの接続が可能に。
ガンマイクなど、外録マイクの展示もありました。奥に見える2軸のマイクなど、空間を捉える事にも積極的な姿勢が見られます。今回、マイクメーカーはともにiOS/USBなどの接続自体への対応が進んだ印象がありますので、新技術への追従は目下の施策のひとつではないでしょうか。SENNHEISERのAMBEOがいち早く世に出ましたが、VR対応のマイクも今後の展開次第ではあるのではないか、と思ってしまうところもありますね。
Writer. Yosuke
audio-technica
https://www.audio-technica.co.jp/
記事内に掲載されている価格は 2017年4月28日 時点での価格となります。
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