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Rock oN Company 131th AES Convention 2011 NY ショー・レポート!

AVID / ProTools HDX

Avid ProTools 10 & HDXの華麗なる進化 Part.2
〜ProTools HDX 編〜

HD systemのHD process Cardを更新する形で登場したHD Accel Card、その登場は2003年。PCI-Xから、PCIeへの変更はありましたが、基本設計は変わらないまま約10年間業界の中心に君臨してきました。

業界標準Pro Tools HDシステムの世代交代の時です。CPUパワーがあがりNativeに力負けしている感のあったTDM systemが最新テクノロジーにより輝きを増します。そのパワーは今までのHD Accel Cardと比較して4倍!!DSPチップはAccelと比較して1.5倍の処理速度のものがなんと18基搭載。もちろん、TDMシステムならではの圧倒的な低レイテンシーを確保したまま、DSPパワーを加えます。

気になるシステム使用状況は>>クリックで拡大されます

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まず驚きなのが、ボイス数の拡張。たった1枚のHDXカードで、256chの処理を可能とします。今までのPro Tools HDの最大ボイス菅192chであったことを考えるとHDX1の時点で以前のシステムの限界を超えています。2portのDigi link portの装備により、1枚のカードに最大4台、64ch分のIOが接続可能です。今までのPro Toolsが弱点としていた部分を全て更新されています。デモンストレーションの中でも実際に300Track OverのSessionが使用されるシーンもあり、HDXのカードが2枚あれば無尽蔵にTrackが使えるという安心感を持って作業が可能となります。ちなみにHDXは昨年発表のI/O群に対応します。192I/O等のレガシーI/Oも対応ではありますが、次期バージョンでのサポート打ち切りがアナウンスされています。(Pro Tools Softwareの完全64bit化による変更)

更に、Pro Tools 10から採用された新しいプラグインフォーマットAAX(AVID AUDIO eXpantion)にDSP対応するためにはこのカードが必要。何もかもが新しくなったモンスタークラスのパワーを持ち、次世代のスタンダードを創り上げています。まさに、発売と同時に買い換えるべきプロダクトとなっています。Pro Tools 10の持つ全ての機能を解放するためにもHDX派必須となります。リリースの待ちきれない新製品です。

また、プロトタイプかもしれませんが、MAGMAのブースでCARD同士をTDMバスで結ぶ、以前のFlex Cableにあたるパーツが違うケーブルになっていました。更には、別電源ケーブルもカードに。やはり今までとは違うものだということを改めて実感します。

注目の価格ですが、国内価格は未定ですがUSの価格は発表となっていました。発売時期は11月末とのこと。皆様には、InterBEEで触っていただけるのではないかと思っています。

☆New Pro Tools|HDX systems start at $9,999 US MSRP
☆Pro Tools|HD 1 owners can crossgrade to Pro Tools|HDX starting at $7,999
☆Pro Tools|HD 2 owners can crossgrade to Pro Tools|HDX starting at $6,999
☆Pro Tools|HD 3 owners can crossgrade to Pro Tools|HDX starting at $5,999
☆Pro Tools|HD Native owners can crossgrade to Pro Tools|HDX for $7,499

 

Avid

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