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Rock oN渋谷店のリファレンスルームで、GENELEC 8260の展示が始まりました。この記事を作成している現在、日本国内ではRock oN渋谷店が唯一の展示店となります。
8260はGENELECの最新技術を結集した最新鋭のラージモニターで、その大きな特徴として、同軸スピーカーMDC(Minimum Diffraction Coaxial Mid/High driver technology)を採用した3Wayモニタースピーカーと、ルームアコースティックに最適化するために、8260の特性を調整することのできるのDSPシステムを搭載しています。
その8260の優れた特性などを、2009年11月の来日の際にGENELEC社のCEO、Ilpo Martikainen氏が明らかにしたことで、謎の可能性を秘めた8260にプロフェッショナルの注目が集まっていましたが、本日ようやく一般に公開されたということで、8260はもとより、GENALECが採用した同軸ユニットとDSPシステムの話題が一気に加熱しそうな予感がします。
MDC同軸スピーカー
8260Aは、見た目は2Wayのようですが、上部のスピーカーユニットに新開発の同軸スピーカーが採用されていて、これ一つでHi、Midフリーケンシーを独立して再生することで、実質3Wayを実現します。GENELECは10年以上前から同軸ユニットの開発を行っていましたが、インナーディフレクション(この場合、Hi、Midフリーケンシー用スピーカー同士が干渉することで起こる周波数帯域の歪み)の制御が難しく、満足のいく製品が生まれるまで困難を極めましたが、長い歳月を経て、今ここにようやく8260Aが完成しました。この同軸スピーカーによる高い指向性は、これまでだれも体験したことの無い自然なリスニングポイントを可能にし、エンクロージャーのサイズダウンを図ることもできます。
DSPシステム
8260Aは、GLM(GENELEC Loudspeaker Manager)スピーカー・コントロール・ネットワークを使い、1部屋あたり30台までのDSPスピーカーとDSPウーファーを取り扱うことが可能です。また、AutoCal機能を使った自動音響キャリブレーションで、システム全体の最適なバランスを生み出す事も可能です。
2009年来日時の、GENELEC社のCEO、Ilpo Martikainen氏のインタビューはこちら!
記事内に掲載されている価格は 2010年6月7日 時点での価格となります。
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