都内某所で開催されたYAMAHAの新製品発表会に行ってきました!
NAMM2016で発表された製品がずらりと並ぶ豪華な発表会の中、特に強く輝きを放っていたのがRock oN ショーレポートでもお伝えしたフラッグシップシンセMONTAGE(モンタージュ)です。
YAMAHA MONTAGE
MONTAGEはデビューした2001年からいままで進化を続けてきたMOTIFシリーズに次ぐ新世代のフラッグシップシンセ。MOTIFは『Music Production Synthsizer』というコンセプトでしたが、MONTAGEでは “Production” が取り払われ『Music Synthesizer』というコンセプトを掲げます。つまりProduction(制作)に限らずステージにおいてもフラッグシップの名に恥じない実力のシンセサイザーとして開発されました。
MONTAGEの機能や特徴などはNAMM 2016 ショーレポートの現地アナハイムから詳細をお届けしました。それを使って改めてご紹介いたします。
MONTAGEは鍵盤数のバリエーションで
MONTAGE8 88鍵盤
MONTAGE7 74鍵盤
MONTAGE6 61鍵盤
の3モデルを用意。
2016年5月に発売予定でこの記事を作成現在価格はオープンプライスで未定です。
※2016年2月5日追記:
現時点で価格は未定です。先日記載した製品の予想価格について誤りがありました。
お客様ならびに、関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。
MOTIFシリーズが築いた最高峰のワークステーションシンセの実力をそのまま継承し、直感的でダイナミックなサウンドメイクや生バンドの中での演奏性能も向上。新たなPCMシンセのフラッグシップシンセとしてMONTAGEの伝説はこれから。始まったばかりです。
Line 6 Helix Rack
続いてもNAMM 2016で話題となったLine 6のギタープロセッサーフラッグシップがラック版になって登場!
Helix Rackの魅力はノーマルモデルの新製品発表会でもお伝えしたこの3点!
Helix Rackはこれに加えてWord Clock入力とABS/EBU入出力を増設。レコーディング時において卓越したアンプシミュレートサウンドをより高品位にレコーディングすることが可能になっています。
もちろんステージ上でのメリットもあります。ギターシステムをラック化できプロのハードなツアーにも安心して運用することが可能に。さらに専用フットコントローラーのHelix Controlをオプション追加することでギタリストは自由な立ち位置でHelix Rackを使うことができます。
数年前からいち早く高品位なアンプシミュレーターをメジャーシーンで使い始めたのはラウド系のギタリストだと記憶しています。彼らが使う8弦や9弦の多弦ギターの低音弦もブーミーになることなくスムーズな出力ができることでHelixの評価はいまウナギ登りだということ。Helix Rackは2016年4月、専用コントローラーのHelix Controlは5月に発売予定。今年の夏フェスではHelix Rackのサウンドに酔いしれることができるかもしれませんよ。
Line 6 G10
このほかLine6の新製品これは個人的に欲しいと思った、小規模ステージから自宅まで気軽に楽しめる ギター/ベースワイヤレス G10。
受信機&台座&充電器を兼ねる本体から送信機をスコっと引き抜きギターにプラグイン。あとは弾くだけ。ワイヤレスの周波数設定などは全て自動で行ってくれるため、設定が苦手なギタリストでも気兼ねなく使えます。
ワイヤレスは2.5GHz帯のデジタル高音質。遮蔽物なしで15mの距離を伝達可能です。使用時間は最長8時間。長時間弾かない場合は自動的にスリープモードになり最長200時間も長持ちします。自宅や小規模のライブ会場で使いたいですね。G10は2016年6月発売予定。これはいいですよ!
Line 6 AMPLIFI 30
Firehalk 1500
以上、NAMM2016で話題になったYAMAHA MONTAGE とLine 6 関連製品のレポートをお届けしました。この新製品発表会ではこのほか以下のようなYAMAHA楽器のオンパレードが繰り広げられました。
・SEKAI NO OWARI のフカセ氏がボカロに!「VOCALOID4 Library Fukase」
・「アコースティックギターのYAMAHA」という言葉が生まれるほど爆発的Hitを飛ばしたFGシリーズの最新モデル、50周年記念「FG180-50TH」
・欧州カフェライダーのビジュアルからインスパイアされた骨太ロックギターREVSTARシリーズ
・NAMM2016で公開されたMarshallのブティックラインASTORIA
・「バーチのYAMAHA」を象徴するアコースティックドラムRecording Customの新作
・エレクトリックドラムのフラッグシップDTX920K
ほか
(※一部画像を公開できないものもあり全てをお届けできないのが残念です)
この度のYAMAHA 新商品発表会で感じたのはYAMAHAのパワー。MONTAGEのアグレッシブなMotion Control Synthesis Engine とサウンド、ギター系やドラム系製品のプレゼンで常にアピールされていた「パワフル」「太いサウンド」という言葉。これまで高い精度でMade in Japanの代名詞のような製品作りが魅力的だったYAMAHAがさらにそこに力強さを加え、高速で変化するユーザーのニーズに精度とパワーで応えようとしている。そう期待させてくれる骨太なイベントでした。
WRITER:R_TSUNEYOSHI
記事内に掲載されている価格は 2016年2月4日 時点での価格となります。
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