NAMM 2018開幕と同時に発表されたTeenage Engineering Pocket Operatorの新2製品、PO-33 K.O!とPO-35 speakのご予約を受付中!
今回登場した PO-33 K.O!(銀)とPO-35 speak(銅)に加えて、先に発売されているPO-32 tonic(金)の3種類のPOはメタル・シリーズと呼ばれます。それぞれの色にふさわしいピカピカとひかるパッケージはなんとも所有欲をくすぐりますね。
このメタル・シリーズはPOシリーズ第三世代シリーズにあたり、以下の共通点があります。
気軽に遊べる電卓&ボタンスタイルと本格的な音質でクリエイター以外にアート関連ファンにも人気があったPOシリーズですが、第三世代からはガジェットだとあなどれない機能とサウンドを搭載しています。
PO-33 K.O!
PO-33 K.Oはいつでも好きな音をサンプリングして演奏できる、POシリーズ待望のサンプラーです。サンプリングは内臓マイクはもちろんライン入力でも可能。
K.Oのシーケンサーには音ネタをクロマティックに演奏できる「メロディックモード」とワンショットの「ドラムモード」が用意されており、それぞれ8個ずつのスロット(サウンドバンク)に音ネタをアサインしてメロディ&ドラムでライブを楽しむことができます。音ネタは合計40秒までサンプリングできるので十分でしょう。
さっそく遊んでみました。とにかくあっという間にサンプリングできて即音出しができたのが印象的。慣れてくれば次々音を重ねていけそう。ちなみにサンプリングした音のクロップは2つあるノブと耳を使って行うので思いのほか正確に切り取ることができましたよ。
PO-35 speak
続いてPO-35 speakは、サンプリングしたボーカル(声)に特化したボイスシンセサイザーとリズムマシンが一つになった電子楽器。PO-32 tonicと同じくsonic chargeと共同開発されています。となればリズムマシンはsonic charge製ということで「クラブで鳴らしても通用する」とされる高品質なエレクトロサウンドが特徴。
ボーカルシンセは8種類のボイスキャラクター(ボコーダー、ノイズ、ロボット、エイリアン…など)を持ち、内蔵マイクで録音した声を「声ネタ」に変えます。サンンプリング出きる声は1種類のみですが、約14秒ほどの長さを録音でき、スタート/エンドポイントを任意で選べるので、一気に長く録って好きな部分を好きな音色にすればバリエーション豊かなトラックを作ることができます。
声ネタは任意でピッチを変えられるため、歌わせることも可能。sonic charge製のドラムと変化自在の声ネタで、うまく作ればフューチャーベースの根幹になるようないまどきのトラック構築が即興で作れてしまいます。
記事内に掲載されている価格は 2018年1月29日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ