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VOCALOID4 巡音ルカ V4X
『VOCALOID4 巡音ルカ V4X』は従来のVOCALOID 巡音ルカを基本としながら新エンジン「VOCALOID4」を搭載。様々な機能追加、つまり表現力のと制作ワークフローの向上を果たします。
その新機能の中で特に大きなトピックは以下の3つ。2014年11月に開催されたVOCALOID新製品発表会レポートの画像を交えてご紹介します。
Cross-Synthesis
初音ミク・アペンド以降、VOCALOIDのシンガーにはPower、Softといった声色のライブラリ(DB)が搭載されていましたが、それを曲中で切り替えるには別ライブラリのトラックを作成する方法が主で、その繫ぎ目の違和感に悩まされることも度々ありました。
しかしこの機能では、同シンガー内の2種類のDBをセットアップすることで、元DBから別DBへのクロスオーバーを可能にしてしまいます。
例えば、SoftからPowerへクロスオーバーさせれば、曲の盛り上がりに合わせて穏やかな声から強い声色へ違和感無く変化させることができます。
このクロスシンセシス機能、数値をゼロまたはMAXにしても、完全に元DBまたは別DBの声色にはならないという点がとても興味深いです(二つのDBの要素が合わさりまた違った声色の表現が生まれるとのことです)
また、V3ライブラリにも対応するとのことで、現行のV3 VOCALOIDはいずれもこの機能を楽しむことができます。
これはいろいろなパターンを試してみたいですね!
Growl
唸るような声の表現を可能にするその機能で、激しいロックなどでの叫ぶような歌声を簡単に合成することができます!
「Growl」のパロメータを選択し、エディタ下部で数値を書き込むだけでVOCALOIDが見事なガナリ声を表現します。
これまで、クリエーターがVOCALOIDで荒々しい声を表現したい場合、一度オーディオに書き出したVOCALOIDの音声をモジュレーターなどであれこれ加工する方法がとられていたと思われますが、VOCALOID4ではそんな手間をかけることなくエディタ上で激しい声の編集が可能になります!
別ライブラリとしての機能ではなくGENDERやBRIGHTNESSと同じように付加効果として編集できるところも良いですね。
Pitch Rendeling
新機能「Pitch Rendeling(ピッチレンダリング)」をオンにすることにより、ノート上に線を描写し視覚的にピッチの変化を確認することができます。特にビブラートの強さを変更したときなどは、その変化の具合が一目瞭然!
声のアクセント等を編集しているうちにピッチが怪しくなってしまった際の修正も、今まではすべて耳だけが頼りでしたがこの機能によりピッチ編集作業は一気に効率化が期待できそうです!
ますます自由に表現力を増した新エンジン「VOCALOID4」。VOCALOID4 巡音ルカ V4Xはその先駆けとして重要な製品です。ここからまた新たなボカロ曲が生まれていくことが楽しみでなりません。
記事内に掲載されている価格は 2015年2月17日 時点での価格となります。
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