HDソフトウェアが 3rdパーティー製I/Oに対応。クリップ・エフェクト機能搭載など進化を見せるPro Tool 12.6が話題のAvidブース。そのPro Tools 12.6は別記事でお届けするとして、ここでは本邦初公開となるPro Tools用最新オーディオI/FのMTRX、メディア共有ストレージ NEXIS をレポートます!
MTRX
AES 2016で電撃発表されたMTRXは、DAD AX32を元に開発されたPro Tools用のマルチフォーマットオーディオI/F。ようやく日本でその姿を捉えることができました。
DADの誇るAD/DAコンバージョンによる高品位なサウンドはもちろん、Digilink portを2基搭載することでPro Tools HD 2台分、32ch in/out × 2で合計64chの入出力を持ちます。そしてもう一つの特徴はフレキシブルな拡張性の高さ。1500×1500のマトリクスルーティングでシームレスにS6と連携することで、強力なPro Tools DSPコンソールシステムとなります。
オプションカードを別途購入することで、AES3、MADI、Dante、SDI I/Oにも対応。これからのPro Toolsの発展を担うソリューションと言えるでしょう。
NEXIS
メディア共有ストレージNEXIS。9月のIBC2016開催前後にエンタープライズ向けのフラッグシップモデル NEXIS|E5が発表されたばかりです。
NEXISはAvid Media Composer、Adobe Premiereを始めとしたビデオ編集ソフトに対応。2重の電源はもちろんCPUも2重化できる高い冗長性を持ち、さらにソフトウェアでプロジェクトごとにストレージ容量をリアルタイムで割り振れるなどスマートな運用ができます。
Avid Power Wall
ショウウィンドウからスタジアムの巨大スクリーンまで、複数枚のモニターを使って動画を映し出す「ビデオ・ウォール」のためのターンキー・システムがAvid Power Wall。2015年にAvidが買収したOrad社のHDVG4サーバーを使ったこのシステムは、8つのゲンロック3G、または16のHD SDIシグナルを出力。解像度は2×1が3840×1080、4×2が7680×2160、8×2が15360×2160 と高解像度を誇り、多彩な演出を使ったビデオ・ウォールを作り上げます。
Writer. Tomita
記事内に掲載されている価格は 2016年11月17日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ