楽器フェア2016のレポートでもお伝えした、SM58が発売50周年を迎えたShure。InterBEEではブロードキャスト用のマイク/ワイヤレス機器と、会議用マイクを大々的に展示。
AES2016でも話題となったMXA910は、会議室の天井に設置するマイク。このメッシュの板の中には8つのマイクがあり、Dante経由でコントロールソフトのインストールされたPCに繋がれます。そのソフトで指向性を変えることが可能で、話している人の声を集中して集音することができます。これまでは話者1人に1本のマイクが当然でしたが、これならboundaryマイク以上にマイクの存在を気にすることなく会議をすることができます。
部屋の内装に合わせられる黒いタイプもあります。
さりげなく机に置かれたこちらもマイク。MXA310はテーブルアレイマイクと呼ばれる、置き型マイク。特許申請中の指向性「トロイドパターン」は頭上からのノイズ(エアコンノイズなど)をカット。15度ずつ指向性を変化させることが可能。マイクが向いている方向、またミュートのお知らせとして8色のマルチカラーLEDが光ります。さきほどのMXA910は部屋に備え付けですが、こちらは持ち込みのイベントなどで便利な運用が期待できます。
そして忘れてはいけないSM58 と、デュアルダイン搭載の最新ダイナミックマイクのKSM8。ここではヘッドホンを使って聴き比べができます。
視聴となると来客者も試さずにはいられないようで、多くの人がやってきてShureを代表する新旧ダイナミックマイクを試していました。
プロフェッショナルからコンシューマーまで幅広いファン層に支持され、それに応える豊富な製品群を開発するShure。多方面での活躍に今後も期待です。
Writer. Tomita
Shure
https://www.shure.co.jp/ja
記事内に掲載されている価格は 2016年11月16日 時点での価格となります。
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