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1月に開催されたNAMM2014にてLine6より発表された、新しいコンセプトを持ったギター・アンプ「AMPLIFi 75/150」。その新製品発表会に潜入し改めてその魅力に迫りました!
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実はLine6は1月にYAMAHAの完全子会社化したばかり。発表会の冒頭、社長の吉田氏自らがLine6の歴史に触れつつ、次世代を見据え革新的な製品を生み出し続ける展望を語ってくださいました。YAMAHAという大きな後ろ盾を得たことで、Line6が今後どのように画期的な製品を発信していくのかとても楽しみです。
さて、今回発表された「AMPLIFi 75/150」はまさに次世代型のギターアンプ。キャッチコピーである、「THE GUITAR AMP, REINVENTED」が示す通りまさにギターアンプの再発明と言えます。
1996年に発表された世界初アンプモデリングであるAXIS212の登場から18年、モバイル端末でネットからSNSへと繋がる人々のライフスタイルの変化に対するLine 6の回答がここにあります。
その大きな魅力は、スタンドアローンとしてのギターアンプでありながらBluetoothスピーカーシステムを兼ね備え、さらにiOSで「AMPLIFi Remote」アプリを使用することでクラウドに接続でき、豊富なトーンのエディット・保存はもちろんのことオンライン・コミュニティ上で公開・評価が可能という今までに無かったソーシャル性を備えている点です。
無線のBluetoothスピーカーということで気になるのはそのサウンドですが、「AMPLIFi 75/150」は同軸スピーカーとサブウーファー部を含む5スピーカー・ステレオシステムで迫力のサウンドを実現。明瞭でレンジ感も広く、しっかりとした低域は自宅のみならずクラブやちょっとしたパーティー会場で使うにも良さそうです。
開発にあたり、Line6のスタッフまたは多くのミュージシャンからの意見として「Bluetoothスピーカーは家電メーカーから多数出ているものの、ミュージシャンの要求を満たすものが無い」ということがポイントとなりました。
またギターアンプに直接オーディオ信号を送った時の抜けの悪いこもった音にがっかり、というギターキッズが必ず通る経験もこのAMPLIFiなら見事に解消してくれます。
会場では実際にギタリストの阿部学氏のデモ演奏を交えながらLine6 松中氏の解説が行われましたが、「AMPLIFi 75/150」はアンプシステムとしてもスピーカーシステムとしても十分にパワフルな音圧、またディテール豊なサウンドを発揮していました。特に150Wモデルはセンターにギタリストにはお馴染み、SELESTONの12インチ・ドライバーユニットが使用されており、ギターアンプとして妥協の無い製品であることが伺えます。
抜けの良い音の秘密として挙げられるのは「Wet / Dryリグ」と呼ばれるそのセッティング。AMPLIFiから出るサウンドは単にギターアンプのモデリングではなく、レコーディングした後のコンプ、EQ等でトリートメントした音を再現しているということが大きなポイントです。特に空間系は掛かり方が自然でギター用アンプ特有のくせ、引っ込んだ感じを出しません。これで手持ちの機材でレコーディングした音をしっかり再現したい、というギタリストの要望に応えることができるのです。
そして気になるのがiOSアプリ「AMPLIFi Remote」との連携。実際にその画面がスライドに映し出され解説が進められましたが、「AMPLIFi Remote」は起動と同時に端末内のミュージック・アプリのライブラリを自動反映。ミュージックのジャケットが表示されてわかりやすく、直感的な使用感が期待できそうです。
ここで登場するさらに驚きの機能が、プリセットの「マッチング機能」。なんと、トラックを選択するだけでその楽曲にマッチしたトーンが自動的に掲示されるのです。
もちろん、その機能は洋楽・邦楽を問いません。トーンを探す手間をかけずに、手持ちの曲とのセッションがいつでも気持ち良く行えます。当然、自分でお気に入りのトーンを探したりエディットしたりすることも可能。
トーンを形作るアンプ&エフェクト・モデルはLine6の名機PODシリーズに匹敵する200種以上が搭載されていますが、それらもわかりやすくアイコン画像で表示され、視覚的にも選ぶ楽しみがありそうです。
トーンのエディットや保存、楽曲とプリセットの紐付けもタッチコントロールで簡単。しかもエディットしたトーンはすぐに誰でもアクセス可能なクラウド上へアップできてしまうんです。初期値でも既に7000以上のプリセットがあるのですが、各ユーザーが作成してアップすることでほぼ無限大にプリセットが増えて行きます!
実はUSB端子が搭載されているのですが、こちらは現時点では未使用とのこと。Bluetooth上でほとんどのことはできてしまうのでケーブル不要ということもありますが、将来的にはインターフェイス機能などファームウェアアップに期待したいですね。
これだけの機能を備えた「AMPLIFi 75/150」は、阿部氏曰くまさに「最強のよくばりアンプ」。より迫力ある音圧を発揮する「AMPLIFi 150」も室内、イベント会場と場所を選びません。
特に一見ギターアンプとは思えないそのシンプルかつスタイリッシュな外観は余計な主張が無く、どんな場所でも違和感なく使えるでしょう。フロントパネルにもあえてメーカーロゴを配置していない点もポイント高いですね。
タッチ操作のデジタルミキサーM20dやDSP内蔵PAスピーカーL3/L2シリーズなど、ライブユーザーの新しいニーズを探し出して答えを出してきたLine 6社。次は最も同社に近い存在であるギタープレイヤーの新しいニーズを形にしました。このリサーチ力と湧き出るアイディア力と開発力こそがLine6社の強みなのだと改めて思い知った新製品発表会でした。
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AMPLIFi 75(75Wモデル)
[eStoreClipA mdin=’32049′]本製品は75WのAMPLIFi 75です。Bluetooth®対応ディバイスからトラックをAMPLIFiへ、ワイヤレスで直接ストリーミング。内蔵フルレンジ・スピーカーが驚きのサウンドとボリュームをもたらし、カスタム・ギター・スピーカーはサブウーファーとして機能します。曲に合わせたジャム演奏、バンド・リハーサルに対応する音量も、パーティでの大音量にも対応。ケーブルからも、面倒な作業からも解放されます。ギタリスト向けの、究極のストリーミング音楽システムの誕生です。
[/eStoreClipA]
AMPLIFi 150(150Wモデル)
[eStoreClipA mdin=’32050′]本製品は150WのAMPLIFi 150です。AMPLIFi Remoteアプリが、全く新たな可能性を提供します。アンプとエフェクトのトーン全てをワイヤレスでコントロール。クラウドに接続して、ギタリストが集うオンライン・コミュニティにトーンを公開できます。
バラエティ豊富なトーンのブラウズ、評価、保存も可能。その上、画期的なトーンマッチング・テクノロジーが、ユーザーの音楽ライブラリー内のトラックにマッチするトーンを自動的に選出。ジャム演奏が全く新たな体験になります。
[/eStoreClipA]記事内に掲載されている価格は 2014年3月11日 時点での価格となります。
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