昨年もTrio6やSolo6シリーズが大ヒットを記録、国内スタジオモニターのデファクトスタンダードとなりつつあるFocalからさらなる新製品『SHAPE』が新登場!
サンテティエンヌに本社及びR&Dセクションを持ち、製造機械すら自社生産してしまうFocal最新作はやはり全行程がフランス製。SHPAEはFocalプロフェッショナルラインの新製品となり、CMS同様に40、50、65の3モデルがラインナップ。
SHAPEの新技術として、ウーファー部分にガラス繊維と亜麻繊維で構成されるFlaxサンドウィッチコーンを新搭載。(ガラス繊維のサンドウィッチコーンはSM6やSM9でも使用されていました) より軽量で高い剛性を持ち、従来のようなポリガラスコーンよりも大幅な特性改良を実現。
新ウーファーとのクロスオーバーを改善するために採用されたアルミ/マグネシウムインバーテッドドームツイーター、設置の自由度(スタンドアダプターや天吊などのオプション)も増し、磁気部品も最適化、ホームスタジオにおけるFocalの新たな回答と言える注目の製品です。
そして何よりも注目なのは一見ポートなしの設計かと思いきや、新たにダブルパッシブラジエーターを筐体側面に搭載。対称性を確保することで振動周波数を抑え、壁の付近に配置しても優れた低域特性を再現することが可能となりました。CMS同様コンパクトなサイズはそのままに、よりコンパクトな環境下での低域特性をさらに高めたモデルと言えますね。
特にSHAPE 40のサウンドはホームスタジオモデルにおけるサウンドの常識を超える予感がします、今から試聴が楽しみで仕方がありません。こちらが3機種のスペック。
会場で配布されている2017年のFocalカタログを見る限り、従来CMSのポジションにSHAPEが配置され、CMSは掲載されていません。もしかするとCMSはいずれ生産完了となってしまうのかもしれませんが、内部反響を抑えサイズからは驚異と言えるサウンドとバランスを生み出したCMSシリーズの魅力が色褪せるわけではありません。
現在CMSは特価プロモーション中ですから2017年はCMSの完成されたサウンドを手にいれるラストチャンスとなってしまうかもしれません。ご検討中の方は是非店頭で試聴ください。
Writer.Takemoto
Focal
https://www.focal.com/en/pro-audio/monitoring-speakers/shape
記事内に掲載されている価格は 2017年4月6日 時点での価格となります。
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