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先日のNABレポートでも注目を集めていたV-800HDをはじめとした新製品が国内初お披露目!
真のマルチフォーマット、HDCP暗号化ソースへの対応、4:4:4内部処理によるにじみに無いシャープな映像などビデオスイッチャーとして革新的機能の魅力をご紹介!
そしてHD Video Workstation『DV-7HD』はソフトの性能をフルに引き出すターンキーシステムというだけでなく、最新R-MIXのマルチソース対応バージョンを搭載するなど技術的な部分も注目です!
●ビデオスイッチャーとして世界初のHDCPモード搭載! 価格も魅力のV-800HD
まずはNABでも高い注目を集めていたV-800HD。何と言っても特筆すべき1つ目のポイントは従来機種でのYUVフォーマット4:2:2処理からRGB 4:4:4処理に対応した信号処理でしょう。
画像の通りY(輝度)UV(色差)は色成分のデータが少ないフォーマットであり、2ピクセルの中に一つの色差情報のみのため部分的な色の滲みなどが発生してしまいます。
しかしV-800HDはRGB(PC)出力において4:4:4(1ピクセルに1つのRGB情報)に対応、ピクセル単位での圧倒的に正確な色再現能力はこちらの大型LEDディスプレイでも実感いただけます。
そしてビデオスイッチャーとして世界初のHDCPモードも忘れてはいけません。暗号化された著作権コンテンツであっても自在に入力、著作権動画へのピクチャーインピクチャーまで思いのままに扱えます。
優れたマルチフォーマット入出力を備え、RGB4:4:4処理に対応しながらその価格はなんと100万円を切るというのも脅威的! 発売が待ち遠しい!
●マルチソース対応版R-MIX搭載! HDビデオワークステーションDV-7HD!
お次はライブ感覚のノンストップ編集「リニア・ライブ」を提唱するターンキーモデルDV-7HD。PC、ソフトウェア、専用コントローラーを備えており、当然ながらソフトウェアのインストール等が不要で専門的な知識がなくてもすぐに使えるのがポイント。しかし利便性だけを追求したワークステーションではありません、なんと人気のR-MIXを改良したマルチソース対応バージョンも搭載されているのです!
会場では野外での家族の会話を収録した音声から、環境音を減衰させつつ特定の人物の声を引き出したり、残響成分を除去したりと同時に複数のソース(最大3つ)にアプローチ出来る優れもの。デモの中だけで思わず色々な可能性を妄想してしまいますよね。映像編集においてもR-MIXの機能、インターフェースは圧倒的な存在感を放っていました。
●M-480はV1.5対応! 懐かしのBOSSエフェクトからマスタリングエフェクトまでも搭載!!
最後はLive Mixing Console V-MIXERのフラッグシップモデルM-480の最新バージョン1.5が登場! 開発陣も全てユーザーフィードバックによるものを実現したというだけあり、DCAグループの拡張やディマーの追加など嬉しい機能が多数。懐かしのCE-1から使いどころを考えるディストーションまで(Vocalで使いたいというリクエストがあったとのこと)
M-480は以前も発表会レポートなどをお伝えしてきましたが、ここまで痒い所に手が届くと次回こそは是非サンプリングレートの拡張をお願いしたいところ。96kHz対応により広がる用途やハイサンプリングレートな他機種との連動性などなど、今後よりオープンな活躍にも期待したいですね!
記事内に掲載されている価格は 2012年5月10日 時点での価格となります。
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