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SUPERBOOTH19

25
Apr.2019
REPORT

SUPERBOOTH 19 : ACID渋谷が4回目のベルリンレポート!

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今年もSUPERBOOTHの季節がです!2016年に音楽の都ベルリンで開催されたSUPERBOOTHも、はや4回目。今年もやはり我らがACID渋谷が現地より熱いレポートをテンション上げ気味にお伝えいたします!

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ACID渋谷

こんにちは、ACID渋谷です! さぁ、今年も世界最大のシンセサイザーの祭典SUPERBOOTH19が始まります!

眠らない街、ベルリン。世界中からクリエイターや芸術家、そしてクラバー達が集まるこの文化の坩堝について今年、ある事実が注目されました。

世界最高峰にして現代のパラダイスガラージと評されるクラブberghainが2018年度にベルリン市にもたらした経済効果が約15億€だったというものです。これは勿論入場料とドリンク代だけではなく来場者が利用した宿泊施設や飲食店などが総合的に含まれた金額です。また、berghainはドイツ公認の文化的施設にも認定され税金も軽減されています。それも支えになり良いブッキング → 良いパーティー → 圧倒的な集客 → 安定したギャラ → 良いブッキングという好循環を生み出しています。

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そんなナイトライフが文化的に成熟したベルリンで産声をあげたSUPERBOOTHも今年で早4回目の開催です。回を重ねる毎に規模が拡大し、どマニアックなモジュラーメーカーから、メジャーシンセブランドまでバリエーションに富んだデベロッパーがひしめき合う様は、正にシンセの万国博覧会。今年の出展ブース数は232に登ります!

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さて、今年のSUPERBOOTHはどんな驚きを見せてくれるのか、初回からリポーターとして通っているACID渋谷が注目のデベロッパー&プロダクトをご紹介いたします!

ここに注目!

①E-RM / polygogo oscillator

polygogo

E-RMといえば日本ではハードウェアユーザーに人気のある高精度なクロックジェネレーターのmidiclock+などがありますが、同社が開発した新しいオシレーターモジュールpolygogoの実機に期待しています!polygogoという名前はpolygonal(多角形の)から来ていると思いますが、グラフィカルな表示を見ながらパラメーターをエディットする新しいコンセプトのオシレーターの様です。どんなサウンドが飛び出すのか、現地からのレポートにご期待ください。また、E-RMといえばMaximilian Rest氏がChristoph Hohnerlein氏、そしてTatsuya Takahashi氏(元KORG)と共に、Red bull Music Academyがベルリンで20周年を迎えたことを記念して作成したインストルメント「Granular Convolver」の存在も気になりますね!

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Granular Convolverについてはこちらを。
https://daily.redbullmusicacademy.com/2018/09/the-granular-convolver

②Superlative Instruments SB-1/Space Bee

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こちらはすでに話題騒然のアナログシンセ。CEM4430(カーティス社のVCOチップ)のレプリカを使った、Roland SH-101のインスパイア製品。USB/MIDI/CV/GATEのインアウトを備え、接続性もバッチリ。筐体もかなり薄くて軽そうです。Behringer MS-101の対抗馬が出現です。

③Analogue Solutions Impulse Command analogue synthesizer

芳醇なアナログサウンドで独自の地位を築いているAnalogue Solutionsもコンスタントに新製品を発表。SEMのモデリングフィルターがクラシックなテクノサウンドを作り上げるTELEMARKや、驚異のフルスペックアナログポリシンセPolymath、そしてThe Chemical Brothersのスタジオでもその勇姿を確認することができる3トラックのユニークなステップシーケンサーGeneratorなどのラインナップに加え、Impulse Command analogue synthesizerが登場。もろにASサウンドのシーケンサー付きのセミモジュラーアナログシンセ。

④Native Instruments MASSIVE X

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KOMPLETE12ユーザーが待ち焦がれている大型新製品MASSIVE Xはいよいよ2019年6月のリリースが予定されています。SUPERBOOTH19では動いているMASSIVE Xの姿が見られるのでしょうか?公開されているブログ情報によれば、GUI中央の「NOISE」セクションには天気予報の様な雨と雲のアイコンと、海の様なアイコンがあります。通常モジュレーションソースのノイズといえば、ホワイトノイズやピンクノイズなどのメカニカルなノイズですが、MASSIVE Xに搭載されたノイズジェネレーターは自然の雨の様な性質を持っており非常に有機的なサウンドモジュレーションが得られるのだとか。白玉系のパッドに試してみたいですね!!

⑤Endorphin.esの新製品モジュール

Endorphin.esは今年も新製品をドロップする様です!昨年は漆黒のボディに凶暴なCR-78サウンドを詰め込んだBLCK_noirを発表してファンを驚かせましたが、今回も何やらブラックカラーのモジュールが出る様です。6HPの小型のもので名前がGodspeed?の様なものみたいです。Instagramにはディザーがアップされており、期待が高まります。今年もMoritzさんのデモンストレーションムービーを撮ってきますのでお楽しみに!

こちらの画像をクリックするとInstagramのムービーページへ!
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またSUPERBOOTHはライブパフォーマンスやワークショップなどのイベントも充実。私が気になったのが「監視による多くの犠牲者の音楽史」なるテーマで、かのAtari Teenage RiotのAlec Empire御大が登壇する模様です。字面からしてすでに氏の反骨精神がビシビシと伝わってくる気がしますが、一体どんな内容なのでしょうか?なんとか足を運んでみようと思います。

Writer_ACID渋谷

SUPERBOOTH19 公式HP
https://www.superbooth.com/en/

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NAMM 2019

NAMM 2019 直前記事:PIONEER DJ

マルチトラック・シーケンサーTORAIZ SQUID発売!


記事内に掲載されている価格は 2019年4月25日 時点での価格となります。

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