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TASCAM DA-3000開発インタビュー 〜時代のニーズを捉える製品開発の秘訣に迫る〜
★前編はこちらから>
前編ではTEAC社TASCAMブランドのヒストリーはお楽しみいただきました。後編のここからはお待ちかねDA-3000の開発秘話に迫ります。DA-3000担当の佐藤えり沙 氏も登場し、開発者しか知らないDA-3000が生まれた背景、製品の特徴などをお伝えします。
R(Rock oN):ここから本論へと繋げて行きますが、 今回の DA-3000 の出発点は過去に似た製品 もありますが、どのような経緯で生まれたの でしょうか?
遠:まず、前身に DV-RA1000HD という DSD まで録れる TASCAM では最高の 2ch レコー ダーがありまして、それが切替の時期に来ましたので、後継を考えました。
小: 時 代 的 に も DV-RA1000 が 出て、DV- RA1000HD が出て時代も変わって、市場の状 況や DAW 、スタジオの形態も変わりました。 これらの製品は現在の市場にマッチしているのかという議論と、製品がロングライフになってきている議論が重なりました。現代にマッチした 2ch のレコーダーが必要という結論で した。
R:最初に DS-D98 で DSD フォーマット録音を導入されたのは何故なんですか ?
遠:レコーダーを作る会社として一番良い音で録れるものは導入をしようという話からでしたね。
R:当時というと DSD レコーダーは Pyramix ぐらいですよね。
小:そうですね、SACD が流行りかけた時期でした。DS-D98 は DSD 2ch 録音が可能で 複数台同期走行も可能でした。
R:男らしい仕様ですね、それはやはり一つの技術のターゲットとして開発した形でしょうか。
小:ベースモデルは DA-98 です。それに DSD を付加したイメージで DA-98 の派生モデルに近いですね。
R:技術的なチャレンジから始まっていたんですね。今回のプロジェクトが DVD に記録したメディアから現在に移るにはマーケティング的な意図があったのでしょうか ?
遠:レコーディングの現状も変わっていて、現 在は PC ベースの DAW が主流です。ディスクに焼くならパソコンで焼けますし、メーカーとしては壊れにくいものを作るべきでしょうと。現在は様々なメディアを選ぶことができ、それを使う事で故障に強いものを作れますからね。
R:しかし、DA-3000 は同じ 2ch でもこれまでの製品とは少し用途が違うような印象だっ たのですが。
小:レコーダーの、ある意味理想に向かって行った結果だと思います。例えば音をちゃんと録れて未来永劫同じ音で戻せれば、それがレコーダーの夢だと思うのですが、結局そこにテープが介在して劣化するし、メカニカルなものはそれ自体が故障する。理想をいえば昔から壊れないに越した事はなく、次第に理想形に近づいて行った印象なんです。
遠:ただメモリ自体も未来永劫のものではないので、今後も時代とともに変わって行くと思います。ドライブのような『 動きもの』が無くなってくるという傾向は変わらないと思い ます。
R:全部クラウドになって勝手に管理してくれ たらいいけど、サーバーが維持してくれるかもわかりませんし。
小:そうですね、業務用としてという面では特に。プロフェッショナルという世界におい て実体が無いものは安心出来ませんから。
R :これ自体はネットワークはつながらないと思いますが、ファイルマネージメントをする上 でプロトコルを今後どのように選択されていくのでしょうか ?
遠:興味はありますが、何かに特化していく予定はありません。時代とともに進 化して、その時々で良いソリューションを選択すると 思います。DTRS はオリジナルフォーマットで、 非常に優れたフォーマットですが近年のモデ ルでは採用していません。
R:TASCAM さんのフォーマットは凄く広がっ たと思いますよ。
小:TDIF は定番でしたが、今改めて製品を考える時に、TDIF が最適なのか?というよう なことをいつも考えながら製品企画を行いま す。
R :なるほど、ではそのプロダクトへの関わりという部分で皆さんの紹介をしていただいても良いですか ?
遠:私の部署は、商品企画、仕様などベースの製品コンセプトを作るセクションです。DA- 3000 では設計にも踏み込んで音や設計思想などの仕様決めにも関わっています。
R:技術的なチューニングと、サウンドのチューニングどちらもでしょうか ? 最終的な判断をしたりとか?
遠:どちらもありますね 。最終的な判断をするうちの一人ではあります。佐藤がDA-3000担 当です。
佐:DA-3000 の担当として関わ らせていただきました。仕様を固めたり機能追加の判断などをしました。
R:現場ではどのように作業を詰めて行ったのでしょうか。
佐:元々録音などを専門で学んでいて、入社して日は浅いのですがバックグラウンドはピッタリ合いました。とても楽しい仕事でした。
R:佐藤さんにサウンドフェスタで説明を受けた時に凄く嬉しそうだったのが印象的でした ( 笑 ) 自信を持ってお勧めする操作感ということですね。ちなみにDA-3000 の価格設定も衝撃だったんですが、これは最初から決まっていたのでしょうか ?
遠:元々 DV-RA1000HD の後継だったので、当初は同等の価格設定を検討していました。しかし、DV-RA1000HD の後継機とはいうものの、果たして同じターゲットユーザーが当 時以上に存在するのかという疑問がありました。議論を進めるうちに、これが 10 万円を切ってDSD で録れて、最高音質ならより多 くの方に使っていただけるのではないかと。
R :狙い通りの価格で出たときは衝撃を受けましたね !
遠:それはもう、お金をかけるところはかけ ないといけないし、かけないところはかけない。そういう意味では設計には時間をかけましたね。
小:市場の変化というか、誰が買うかと考えた結果ですね。昔は機材ってスタジオが買っ たんですが、今はスタジオがパーソナル化して個人エンジニアに買ってもらわなければいけない。皆これが出てきて果たして 20 数万で気軽に買えるのかという。元々僕もエンジニアをやっていたんですが 10万円でもギリギリのラインでした。その上を 行くときはイキオイというか ( 笑 )、ビンテー ジのマイクやプリアンプを買う時くらい。金銭感覚が無くなっている時でないと買えないで すね ( 笑 )
R :そういう人いますよね ( 笑 )
小:それでいっぱい買っちゃうんですけど ( 笑 )。でも遠藤が言ったように買ってもらえる値段を探すと 20 万円というのは遠いのではないかと思いました。何台も使ってもらいたい設計になっている機材ですしね。DSD で 8ch 録ろうとしたら、DA-3000 だったら 50 万円でお釣りが来ますが、これが仮に倍 だったら100 万円近くになってしまいます。これはもう一人で買う値段ではないと。
遠:世の中スタジオから個人へという時代で すからね。
R :KORG MR-2000S のヒット以降、TASCAM とどちらが次のマスターレコーダーを出すかと思っていましたが、KORG さんより先に出てきたので驚きましたよ。ちなみに個人的な 意見ですがポータブルモデルのニーズはあると思いますか ?
遠:まだ検討中ですね。
R:それこそ特殊なフィールドレコーディングの人たちにこの仕 様 とクロックならニーズがあると思いますが。
小:ポータブルのフィールドレコーダーは似たようなジャンルに見えて、様々なジャンルの方に使っていただいています。そこのマッチングが取れれば可能性はあると考えています。
R :そう考えると、主要ユーザーはマスターレコーダー用途ですかね。
小:それと D/A コンバーターを是非お勧めしたいなぁと。DSD レコーダーですが実際のところ仕事の多くは 16bit、44.1kHz だと思うんです。 そこにDSD レコーダーだけの機材だと実用性が不透明ですが、皆 DSD でマスター出したらどうなるのかを試してみたいと思うんで す。そこで普段は D/A として活用し、チャレ ンジしたい時に DSD で使ってもらえたら世界 が広がるのかなと。
R:ということはオーディオリスニング系の方 の評価は最初から高い ?
佐:オーディオ系のお客様からもたくさんの引き合いを頂いており、良い評価も多くいただいています。
加:一方でメインターゲットは音楽制作、エ ンジニアさんなのでコンシューマーの方に大きく広めようとは考えていません。 オーディオ用途向けに無理やり見せることは出来たのですがスタジオ機材として仕上げて います。DA-3000 はあくまで業務用機器なん です。
遠:ただ先ほどの通り技術的な垣根はありませんので、デュアル DAC などオーディオからの技術も取り入れていますね。
R:マスタリングスタジオというより個人のマスターレコーダーとして、ということですね。製品自体のこだわりは?
佐:基本的には DSD が特徴ですが、PCM でも、もっと言えばどのサンプリング周波数でも関係なく音質を追求しました。単純にハイ レゾであれば、ということではなく設計思想 として注力しています。さらに今回音質評価について力を入れていまして、東京芸大と共同研究として、「ハイレゾ 音源が印象的にどう違うのか」という音質評 価をしています。
R:聞く方は技術者ではなく、単にリスニング をして評価をするということでしょうか?
佐:そうです。DA-3000 を使って様々な音源を各レートで録音、再生しました。
R それはどの学部が絡むんですか?
佐:私が以前所属していた音楽環境創造科で、録音技術がご専門の亀川先生と、音質評価 を専門に扱われている丸井先生のお二人にご協力いただきました。同じソースを何台もの DA-3000 や他の比較対象レコーダーにわ分けて、完璧に同じソースを別の機体で、異なるサンプリング周波数での比較を徹底的かつ客観的に行いました。 単純に音が良いというだけでは足りないで しょ、と。
R:ということは音質評価する時には色々項目があるのですか?
佐:そうですね。音の広がりや明るさとか。
小:研究自体もそうですが音質自体のやり取りも多かったですね
R:それはどう評価したらどう開発に影響する のでしょう?
佐:評価が悪いとそのまま製品化できません。 試作の段階からブラインドテストを行い、その時々に応じて必要な項目について評価し ています。
R それを外部にも委託するって珍しいです よね。
佐:もちろん共同研究は評価の一部で、社内での評価はそれ以上に多くの回数を重ね ています。
R:思ったとおりの結果でしたか?
佐:TASCAM の音でしたね(笑)
R:あれは何でしょうね 、研究してほしい(笑)
佐:言葉としては色付けのないものなんで すが、各自その概念を図らずも持っていた んです。それが面白かったですね。
小:TASCAM の音どれって言われるとやっぱりわかるんですよね。他の機種でもそうなん です。
佐:会社の音ってありますね。
R:それでパーツから何からやった後、音質評価をして、改善しようと思ったら何をどうす るのですか?
佐:たとえば電源部分が大きく左右するのは経 験的にもわかっていましたので、大きく手を加えました。
遠:音の印象に対して、どこに手を加えるかは開発のノウハウが大きいですね。
R:ワイヤリングの質やコンデンサーの選択だったり様々なんですね。
小:音質評価の結果を見て、「ここの線をこうひねろうか」とか、そういう話になるんです よ(笑)
遠:実際そうするかどうかは製品によって異なりますけどね(笑)
R:そういうノウハウが盛り込まれているんで すね。
佐 : そうですね。物理的な裏付けが会社に蓄積されていますね。
遠:音質だけでなく、操作感に関しても同様に様々な協力を得て決定しました。
R:操作する人によってオペレーションは違うから難しいですよね。一人の人を信じて作ると大変なものが出来てしまうこともあります し。
遠:その辺はさじ加減というか、こちらである程度フィルタリングします。 グローバルに通用するものに仕上げるのは難しいですね。
R:その辺は経験なんでしょうか?
遠:そうですね。
小:基本的には使い易いと言われますし、単純な作りのものが多いですよね。単機能のものとか。
R:とても使いやすいと私も思います!わかりやすいと言うか。
遠:直感的に使えることが大事だと考えています。頭で考えると理路整然としていても実際に操作すると使いにくいものになってしま うので、使う立場で考えて決めていきます。
R :そういった操作系はどこで決めるんですか?
遠:主に私の部署で検討を重ねます。開発担当と議論して、誰が使うの?どう使うの?そしたらこうでしょ、というような議論を重ねていきます。
R:特別なことは?
佐:共同研究の音質評価の話題に戻りますが、音源収録にはプロの演奏家の方々や、DSD やハイレゾ録音にも造詣の深いエンジニ アの方にもご協力を頂きました。
R:贅沢ですね!
佐:コンテンツとしてもしっかりしてないと判 断が出来ませんので、キッチリと。楽曲はピアノとジャズトリオや、歌とナレーション、他にもトライアングルなど ( 笑 )
小:トライアングルはずっと聞くとけっこうキツイです ( 笑 ) 音の違いは如実に現れる素 材ではありますが。
R:コンソールなど他の機材はどうされたのですか?
佐:今回の収録は東京芸術大学千住キャンパ スにあるスタジオで行いました。レコーダー以外は、基本的にそのスタジオに導入されている機材を使用させて頂いています。
R:いわゆるレコーディングスタジオ環境で収録されたということですよね。
小:実際に録音作業を重ねているのは、当社の特長なのかもしれません。たとえば他社の例ではスペックをすごく重視している。F 特のグラフがすごく綺麗に出るとかですね。
遠:開発側はもちろんグラフを見ていますが、 良いか悪いかが大事で、逆にそれで先入観を持ってはいけないと考えています。
R:では試聴に入るのは、エンジニアさんが音を作り込んだ後の最終仕上げの段階なん ですね。アイデアからどのくらいの期間で開発をされるのでしょうか。
小 :DA-3000 はフラッグシップレコーダーとい うこともあり当社では長い方で、1年以上かかっています。
R:そうなんですね。では開発期間の中で、 設計段階でのこだわりを教えてもらえます か。
遠:やはりパーツのこだわりですね。あとはデュアルモノラルを含めパターン設計ですね。内部的には全てバランス回路になっていて、徹底的に出力音声をピュアにするためのこだ わりです。特別な名称を持った独自技術ではなく、一個 一個の設計なりパーツなりを丁寧に設計していきました。
小 : デジタル機器だからこそ、こだわりはアナログサーキットなんです。フォーマットは一 年で変わりますが、音を一番左右するのはアナログ化された後の部分です。もちろん DSD フォーマットによる録音再生も重要ですが、こだわりはアナログ変換した後 の部分なんです。
R:アナログ回路とデジタル回路はまた別の方が設計を?
遠:はい、別です。加えて DSD の部分は独自の工夫もしていますね。
R:先ほどのパーツ選定へのこだわりなどは技術者の方のトライ & エラーの結果なのでしょうか?
遠:経験上の予測はある程度あります。とは いうものの、最終的にはトライ & エラーな部 分はあります。
R:先ほどコスト的な部分は最初からあったと言われましたが、そこの厳しさというのは?
小:それはもう相当なものでした。
遠:最初開発に「この値段で、こういう仕様で最高のものを作ってくれ」と言うと「無理!」 みたいな ( 笑 ) もちろん良いものを作ろうとするので過剰に なることもありますが、その部分と使う側と 場所、考えをマッチさせる事で無駄を省いて 行きました。
R:技術的な中でハードルが高かったのはコスト以外にどこでしょうか ?
遠:やはり処理としては DSD をどう処理する かが大変でした。
佐 : 最後に追加したギャップレス再生なんですが、再生が終わる時にプチッというノイズ が出るのが DSD フォーマットの仕様です。むしろそのままの方が自然なんですが、やはり 再生用途の時など問題がありますので追加で 処理をしています。その辺りの PCM と違う部分が技術的に難しかったですね。
R :僕らも感覚としてDSD をどこまでやっていいのかまだまだ分からない部分が多いで す。
小:DSD が良い悪いというより、やろうと思った時に選択肢として選べるようにする必要が あると思っています。エンジニアさんがジャズ トリオを DSD 一発で録ろうなんて思っても選 択肢が無い。そこでDA-3000を1台という気持ちですね。
R :音質評価は DSD と PCM でどういった印象だったのでしょう ?
佐:製品の開発は終了しましたが、音質の共同研究は現在結果の分析中です。
小:どちらかが良いという結果は出るのかもしれませんが、音楽制作の観点で言えばジャ ンルや、どういう音を求めるかによって最適 なフォーマットは異なると思っています。
佐:そうですね、作り側の選択肢が増えたという意味ではかなり良いと思います。
R :じゃあ是非マルチトラックを作りましょう !
小:それでは是非御社で DA-3000 24 台セットを販売して頂いてですね( 笑 ) 冗 談はさておき、PCM 並みにマルチトラックで録れる環境があったら楽しいですね。
R :そうですよね ! 8c h や16c h でも良いので 、編集等も出来ると全然違いますよね。
小:マスタリングも一時期の爆音傾向から戻ってきて、マスタリング用途でも DSD を使ってみたいというニーズは増加するのではないかと考えています。
加:インディーズでもプロでもDSD で配信したいというニーズを多くのアーティストよりいただいています。プロのミュージシャンで もレーベルはインディーズでという方も多く、 そういう方々に使っていただきたいですね。 iTune でも配信出来る中で、音楽業界で他のアーティストと差をつける一つの方法が DSD だと思います。
R :そうですね。オーディオの質、演奏のレベル、両方が一般の人と混じっている中で、クオリティというのはありますよね。
小:配信スタイルを持っている人が DSD をやってみたいけどやれない、という環境をなんとかしたいです。録音機メーカーとしては、我々がなんとかしないと、という想いは強くありました。
R :ファイル容量的には大変な事になりますよね。
小:容量的な問題は、時代とともに状況が変わってきています。当時 DA-98 が出た頃 の 1GB と今の 1GB は価値が違いますよね。
R:確かにそうですね。10年前だったら数字 が間違ってるとしか思えないですね。 ストリーミングで再生出来たら良いですよ ね。
小:そうした進化を促すためには、DA- 3000 にとどまらず、作れる環境を作っていかないといけないと思っています。
R:マルチレコーディングとか出来たらいいで すよね。
小:では 10 台セットで ( 笑 )
R :僕らとしては選択肢が広がって嬉しい限り です。コンバーターのクオリティやこだわりな ども伝えて行きたいですね。
小:DSD レコーダーと聞くだけだと、「DSD やらないからいいや」という人もいると思う んですよ。DSD 未体験の方にも、DA-3000 を D/A コンバーターとして使う中で、DSD の 可能性を是非確認して頂きたいと思っています。ProTools ユーザーの中には D/A コンバー ターが欲しい人も多いと思いますので、まずは AD/DA 用途から是非試して頂きたいです。
R:マスターレコーダーとしてもスタジオに 1 台は必要不可欠ですよね。
小:はい、エンジニアさんがヘッドフォンとセットでラックで持ち歩いて、レコーダーもモニ ター環境も全て同じというようになれば、安 定したモニタリング 環境の構築になると考 えています。
R:目に浮かびます。では最後に今後の TASCAM プロダクト開発の方向性を伺えますか?
遠 : やっぱり得意なレコーダーは筆頭です。後はインターフェースでしょうか。Summer NAMM で 2ch USB インターフェース を発表しました。UH-7000 という型番です。
R:2in/2out とは割り切った仕様ですね!
遠: はい、スタンドアローンでもマイクプリでも使える仕様です。2ch ですが AD/DA のクオリティを追求しました。192kHz 対応で業務用といってもレコーディングエンジニアやミュージシャン向けですね。是非プリアンプとしても使ってもらいたいです。
ありのままを録って、色づけ無くそのまま再生する思想。それでいて部署に限らず自由に開発アイデアを出せる風通しの良さ。今回 のインタビューでは TASCAM ブランドから生み出されるニーズを捉えたプロダクトの理由を見いだす事が出来た。他社を凌駕し、時代のニーズを捉える開発スピード。TASCAM であれば DSD フォーマットの一 早い普及も近い将来に実現されることだろう。 UH-7000 をはじめ今後登場するプロダクト からも目が離せない。
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記事内に掲載されている価格は 2013年12月17日 時点での価格となります。
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