Aurora Audioから新たに発売されたデスクトップタイプ1chマイクプリアンプ「Stinger」。NEVE正当継承ブランドの一つとされ、今もエンジニアの羨望を集める1073マイクプリアンプの設計を受け継いだ同社製品GTQ2が高い人気を誇っています。
そんな中、より多くのクリエイターに向けて作られたのが本製品で、1chにすることでコストを抑えながら扱いやすいデスクトップタイプへと変貌を遂げました。また、新たな機能として独立したInstruments Inputを搭載し、独自のイコライズドオーバードライブによってより幅広いサウンドを得ることを可能にしています。
本製品のブロックダイアグラムを見てみると興味深いことにマイクプリアンプ+Gt.InputとInstrument Inputが完全に独立していることが挙げられます。よって、ボーカルとギターを同時に収録することや、ベースギターをインプットした後に更にInstrument Inputへ入力することでイコライザとオーバードライブ回路を同時に仕様することが可能です。
また、両回路とも+4dBのライン入力が可能で、オーディオインターフェースからの出力をそのまま入力しサウンドへの色付けやイコライジング・オーバードライブをかけることもできます。
尚、Gt.Input及びInstrument Inputはそれぞれ1Mohm、10Mohmのインピーダンスとなっており、共にベースギター等の楽器入力として仕様することができます。
記事内に掲載されている価格は 2015年10月25日 時点での価格となります。
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