あなたの楽曲制作にヒントをもたらす数々のノウハウ記事に加え、膨大な動画コンテンツは制作トレンド&Tipsの集大成!
自宅レコーディングや音楽制作の機材選びにお悩みの方へ向けて、Rock oNスタッフがホームレコーディングに必要な機材をご紹介する
Let’sホームレコーディング!
Vol.6は DAW音楽制作でありがちな悩みを一気に解決!
オーディオインターフェース アップグレード編
例えば
1:パソコンのCPU負荷が限界で音が途切れたりするので、CPU負荷を下げたい
2:録音時のレイテンシーを少なくしたい
3:人気のUniversal Audio UADプラグインや、Antelope AFXプラグインを使いたい
4:録音、再生クオリティをアップグレードしたい
5:マイクプリをアップグレードしたい
これらが一気に解決できる機材があったなら、、、
1:パソコンのCPU負荷が限界で音が途切れたりするので、負荷を下げたい
●DSPでエフェクトを使用する Universal Audio UADプラグイン
DSPは Digital Signal Processorの略で、オーディオインターフェースに搭載されているDSPは音声信号の処理に特化されたIC(コンピューター)で、プラグインの処理をDSPに任せる事でCPUの負担を減らし、DAWで扱うトラック数や立ち上げられるエフェクトプラグインの数を増やす事ができます。DSPを使用したエフェクトのクオリティの高さで不動の地位を築いた Universal Audio社のUADプラグインは、Analog Devices社のSHARCチップをDSPに使用しています。ArrowはSHARCチップ1個、Duoと名の付くモデルは2個、クアッドと付くモデルは4個搭載し、数が増えるほど一度に立ち上げられるプラグインの数が多くなります。
◆FPGAでエフェクトを使用する Antelope AFXプラグイン
FPGAは プログラムで回路を書き換えられるカスタムICチップで、プログラムによって様々なエフェクターに変身します。ハードウェアベースのデジタルエフェクトと呼ぶ事ができ、並列処理で大量のデータを瞬間的に圧倒的なスピードで同時処理できます。このFPGAをエフェクトプラグインに使用している事で有名なのがAntelope AudioのFPGA FXです。プラグインの処理をDSPやFPGAに任せる事でCPUの負担を減らし、DAWで扱うトラック数や立ち上げられるエフェクトプラグインの数を増やせます。
詳しくはこちらFPGA と DSPを両方搭載したAntelope独自のSynergy Coreプラットフォーム
Antelope独自のSynergy Coreプラットフォームは、FPGAとDSPを1つに統合したもので、2つのDSPと1つのFPGAのシナジー効果(相乗効果)、それがモデル名の「シナジー・コア」に表されています。クラウドコンピューティングとモバイルテクノロジ向けに開発された最新世代のARM DSPチップと並行して、FPGAの並列処理能力を利用します。これはホストCPUを占有することなく、エフェクト処理を専用チップにオフロードすることでDAWを安定させ、バッファサイズの縮小、レイテンシー短縮、エフェクト処理をホストMacまたはPCから解放し、CPUを占有するVSTシンセやネイティブベースのエフェクトにパワーを集中させる事が可能になります。
2:録音時のレイテンシーを少なくしたい
マイク録音時にエフェクトをかけたいマイクプリやコンプレッサー、ライン録音時のギターアンプシミュレーターなどは、今までバッファーサイズを最小にしないとモニタリングレイテンシーが気にる場合がありましたが、DSPやFPGA搭載オーディオインターフェースでは、バッファーサイズと関係なくレイテンシーをほぼ0でモニタリング可能です。(これはDAWインプット直前に立ち上がる専用ソフトを使用した場合) Universal AudioのApolloシリーズはアンプシミュレーターのかけ録りが実用レベルで使えるという事で、ギターリストから絶大な支持を得ました。
元々コンピューターという言葉は、ミサイル弾道計算を行う計算士の仕事が計算機へと置き換わり、その計算機の事をコンピューターと呼んだ事から始まったそうで、コンピューターとは常に計算との戦いです。コンピューター上でOSが起動し、DAWが起動し、そこで行われている計算は複数の音声トラックにエフェクトをかける計算、それをミックスする計算、更にマスターチャンネルで使用しているエフェクトの計算などなど、それらをリアルタイムに計算する事はCPUに相当の負荷がかかります。
デジタルは0と1の世界なので、コンピューターの計算量が増えても計算は正確に行われていると思いたい所です。しかしここから都市伝説として読んで頂きたいのですが、CPUの計算が増えてくると計算エラーが増えて音質低下を招くという体験談を私は店頭でよく耳にしました。マスタリングする時にパソコンのモニターを消したり、バックグラウンドで起動しているソフトを終了したり、ハードディスクの最適化をしたり、パソコンの負荷をなるべく軽くしたした状態でリアルタイムバウンスをするのが望ましいという情報です。コンピューターの負荷が軽いという事にメリットはあっても、デメリットはないと思いますので、UADプラグインやAntelope FXに定評があるのは専用プラグインを処理するDSPやFPGAのパワーだけでなく、パソコンCPUの負荷が軽くなる事も関係しているのかも知れません。信じるか信じないかはあなた次第です!
3:人気のUniversal Audio UADプラグインや、AFXプラグインを使いたい
●DSPプラグイン代表 →Universal Audio UADプラグイン
1958年にBill Putnam Sr.によって設立されたUniversal Audioは、創業以来革新的なレコーディング・プロダクトの代名詞となっており、Putnam はLA-2A や1176 compressors、そして610tube recording consoleなど伝説的な機材を生み出しました。1999年にPutnamの息子がUniversal Audioを再創立し、優秀なDSPエンジニアとモデリング・オーソリティにより、数々の賞を受賞したUADパワードプラグイン・プラットフォームを開発、15年以上に渡りオーディオ・プロフェッショナルに魅力的なサウンドを提供してきました。現在100種類上のプラグインが用意されており、DAWでプラグイン・インサートして気軽に使用できるのも魅力です。
Universal Audio UADプラグインの全リスト
◆FPGAプラグイン代表 →Antelope AFXプラグイン (Antelope FPGA FX)
レコーディング、ミキシング、マスタリングに使用されるスタジオエフェクトを回路と部品レベルでモデリングするAFXプラグインは現在、50種類以上をラインナップしています。
プラグインリストはこちら
Universal Audio UADでは、プラグイン化したスタジオエフェクトの元モデルがすぐに分かりますが、AFXプラグインは分かりにくいのでDTMステーション様の記事をご参考にして下さい。
DTMステーション:Antelopeのビンテージエフェクトの元ネタを特定!?FPGA FX搭載のDiscrete 8と高性能コンデンサマイクのEdgeを試してみたFPGAプラグインをDAW音源に使用する場合、これまでは専用コンソール上でプラグインをインサートして、DAW音源から内部ルーティングを介してコンソールに信号を送り、DAWに戻す工程が必要でした。DAWプラグインとして直接インサートを行うために開発されたのがAFX2DAW(別売)で、気軽に簡単にFPGAプラグインを使用する事が出来るようになりました。MacOS Thunderboltで利用可能、詳しくはメーカーサイトをご確認下さい。
AFX2DAWについて AFX2DAWの構造https://youtu.be/4wd7kaaRMM4
4:録音、再生クオリティをアップグレードしたい
●エリートクラスA/DとD/Aコンバーターを搭載したUniversal Audio Apolloシリーズ
何千ものヒットソングや何百ものグラミー賞を受賞したアルバムを制作に使用されたApolloインターフェイスは、特に「ガッツのあるサウンド」と形容され、クラブ系のクリエイターに好んで使われる傾向がありましたが、最新のXモデルでは上のレンジが広がって更に守備範囲が広がり、力強さに煌びやかさが加わった現代的なサウンドは制作クオリティを力強くアップします。
◆Best-in-class AD/DAを搭載する Antelope Synergy Coreシリーズ
ANTELOPE AUDIO は、デジタルオーディオ、クロッキング、アナログ回路の開発で20年以上の経験を持ち、独自の 64-bit AFC (Acoustically Focused Clocking ) と Oven Controlled Jitter 管理による高精細な音質を実現。サウンドの正確なキャプチャーと正確な再生能力に大変定評があり、濁りのないクリアーなサウンドを提供してくれます。ミックス、マスタリングに積極的に使用できます。
Antelope Audioのクロッキング技術 Antelope 日本語サポート5:マイクプリをアップグレードしたい
●ユニゾンプリアンプを搭載したUniversal Audio Apolloシリーズ
Unisonプリアンプとは、Apolloのマイクプリアンプと内蔵リアルタイムUADプロセッシング間のハードウェアとソフトウェアを統合する、Universal Audio独自の技術です。Apollo Consoleソフトウェアのマイク入力にUnisonプリアンプ・プラグインをインサートするだけで、Apolloインターフェイスのインピーダンスが物理的に再構成され、世界で最も録音されたNeve、Helios、API、Manley、Universal Audioなどののクラシックサウンドを活用できるようになります。また、人気のラージダイアフラムコンデンサーマイクの特性を驚異の精度でモデリングしたマイクロフォンシステムTownsend Labs Sphere L22™(別売)をUADプラグインで使用する事も可能です。
Townsend Labs Sphere L22
◆Discrete preamp architecture 搭載のSynergy Coreシリーズ
アナログ部品で構成されたコンソールグレード品質のユニークな 6トランジスタディスクリートプリアンプを搭載。この回路は伝説的なマイクプリアンプを研究した成果で、モダンクラシックなサウンドを提供します。
ACCUSONIC 3D MODELING
Synergy Coreの ACCUSONIC 3Dモデリングエンジンを使用すると、Antelope Audio EdgeおよびVergeモデリングマイク(別売)を高価なビンテージレプリカに変換できます。近接効果を完全に制御して最終的なサウンドを形作り、録音中または録音後に極性パターンを変更可能。クラシックで珍しいマイクのコレクションから選択して、ライブでモニターおよび録音し、ミュージシャンの最高のパフォーマンスを引き出します。
※ Antelope Audio EdgeおよびVergeモデリングマイクで利用可能
モデリングマイク詳細Universal Audio Apolloシリーズ、Antelope Audio Synergy Coreシリーズがキャンペーン中です!!
Universal Audio Apolloシリーズ
“Desktop Platinum Vocal”プロモーション(6/30まで)
記事はこちらUniversal Audio ARROW
Arrow は、クラス最高峰のオーディオコンバーター、2基の Unison™ マイクプリアンプ、そしてアルバムクオリティの結果を得られるUADプラグインスイートを提供する、世界初の Thunderbolt 3 パワーによるデスクトップタイプのレコーディングオーディオインターフェイスです。
UA のフラッグシップである Apollo インターフェイスから派生したコンバーターを備えるこのコンパクトな2×4インターフェイスは、クラスで最も優れたサウンドを提供します。Unison テクノロジーと内蔵の UAD-2 SOLO コアプロセッサーによって、DAWのバッファー設定に関係なく、ニアゼロレイテンシーで UA 610-B Tube Preamp & EQ、LA-2A や 1176 コンプレッサー、Marshall Plexi アンププラグインといったクラシックな定番ツールを使ったレコーディングをお楽しみいただけます。
Universal Audio APOLLO TWIN MkII
Apollo Twin MkII は、世界で最も人気のある Mac / Windows 用プロフェッショナル・デスクトップ・レコーディング・インターフェイスを一新し、強化された第2世代のオーディオコンバージョンとともにアナログレコーディングのトーン、フィーリング、ワークフローをもたらします。
“Born to make records.” – 60年に渡るUA伝統のオーディオ・クラフトマンシップに則る Apollo Twin MkII は、2基の Unison™ 対応マイクプリアンプ、そして Apollo 8 で見られる第2世代の A/D D/A コンバージョンをフィーチャーしています。もちろん、内蔵された UAD-2 SOLO、DUO、もしくはQUADコアプロセッサーを原動力とする Apollo ならではのリアルタイムプロセッシングにより、定評ある UAD アナログエミュレーションプラグインを通したニアゼロレイテンシーでのトラッキングも行えます。
Universal Audio APOLLO TWIN X
ミュージシャンやプロデューサーは、Apollo Twin Xを使用してエリートクラスのA/D、D/A変換、2基のUnison対応プリアンプ、DUO、QUADコア・リアルタイムUADプロセッシングを装備し、オーバーダブ、ミックス可能なMac、PCのどちらでも操作可能なThunderbolt 3オーディオインターフェイスです。
UAの60年に渡るオーディオ・クラフトマンシップの伝統に基づき、Apollo Twin Xは127dBのD/Aダイナミックレンジを誇り、UADアナログエミュレーションプラグインとLUNAレコーディングシステムが同梱されており、クラスのすべてを確実に上回っています ー デスクトップ上でアナログスタジオの機能をフル活用することができます。
Universal Audio APOLLO X4
Apollo x4により、ミュージシャンやプロデューサーは、エリートクラスのA/D、D/A変換、4基のUnison対応プリアンプ、クアッドコア・リアルタイムUADプロセッシングを装備し、大規模なプロジェクトを簡単にトラッキング、オーバーダブ、ミックス可能なMac、PCのどちらでも操作可能なThunderbolt 3オーディオインターフェイスです。
UAの60年に渡るオーディオ・クラフトマンシップの伝統に基づき、Apollo x4は127dBのD/Aダイナミックレンジを誇り、UADアナログエミュレーションプラグインとLUNAレコーディングシステムが同梱されており、クラスのすべてを確実に上回っています ー デスクトップ上でアナログスタジオの機能をフル活用することができます。
Antelope Audio Synergy Coreシリーズ
1000ドル分バウチャーがもらえる「TOGETHER WE CREATE」キャンペーン
記事はこちらプラグインを追加購入するのに使えるバウチャーがなんと1000ドル相当もらえてしまう、これは滅多にない貴重なキャンペーンですのでお見逃しなく!
AFXプラグインをDAWでプラグイン・インサートして簡単に使うには、別売りのAFX2DAW (MacでThunderbolt接続のみ対応) が必要になりますが、このキャンペーンでAFX2DAWを無料で手に入れる事もできます!
Antelope Audio Discrete 4 Synergy Core
Discrete 4 Synergy Coreオーディオインターフェースは、Antelope Audioの独創的なAD / DA変換と大規模なエフェクト処理能力をデスクトップに搭載できます。Antelopeの人気のあるDiscrete 4オーディオインターフェースのホットロッドアップグレード製品である、Discrete 4 Synergy Coreは、デュアルDSPチップに加えて、Antelopeの広範なエフェクトライブラリを実行するために動作するFPGAプロセッサ、およびSynergy Coreプラットフォームに参加するサードパーティエフェクトを提供します。
4つのコンソールグレードディスクリートマイクプリアンプ、合計14の入力と16の出力、有名なAntelopeデジタルクロッキング、そしてMacまたはPCのためのThunderboltとUSBの接続性を提供します。また、Discrete 4 Synergy Coreには、4,475ドルのAntelopeのトップエフェクトプラグインが無料で含まれているので、プロジェクトを最初から最後までワールドクラスのサウンドでレコーディング、モニター、ミックス、そしてマスターすることができます。
ThunderboltまたはUSBオーディオインターフェースのいずれにも対応する製品はこの価格帯と性能では、Antelope Audio Discrete 4のみです。これまでにないコンパクトなレコーディング設定を必要とするミュージシャン、アーティスト、プロデューサーに最適です。
AFXプラグイン36個付属!
1000ドル分のバウチャーでプラグインがさらに手に入る!!
Antelope Audio Discrete 8 Synergy Core
Discrete 8 Synergy Coreオーディオインターフェースは、Antelope Audioの非常に柔軟なエフェクト処理能力、有名なデジタルクロッキング、およびプロレベルのADDA変換品質をプロジェクトスタジオにもたらします。
次世代のAntelopeのDiscrete 8 Thunderbolt/USBインターフェースであるDiscrete 8 Synergy Coreには、デュアルDSPチップと、受賞歴のあるAntelope FXを実行するためのFPGAプロセッサ、およびSynergy Coreプラットフォームに参加するサードパーティ製エフェクトが搭載されています。中規模のスタジオに最適なDiscrete 8 Synergy Coreは、ThunderboltおよびUSB接続、8つのコンソールグレードのマイクプリアンプ、合計26の入力、および30の出力(2つの専用ReAmp出力を含む)を備えています。あなたのワークフローをスピードアップするためのフットスイッチジャックさえあります。そして25のAntelopeエフェクトプラグインが無料で含まれているので、Discrete 8 Synergy Coreはあなたのプロジェクトをインスピレーションからファイナルマスターに導くためのクリエイティブなツールの鋭いセットをあなたに与えます。
AFXプラグイン36個付属!
1000ドル分のバウチャーでプラグインがさらに手に入る!!
Antelope Audio Orion Studio Synergy Core
Orion Studio Synergy Coreの主な特徴
12個のディスクリートプリアンプ
ディスクリートトランジスタのマイクプリは非常に優れたサウンドを実現し、Edge&Vergeモデリングコンデンサーマイクで最高の性能を発揮します。
ダイレクトイン機能搭載
すべてのOrion Studio Synergy Coreアナログ入力には、プリアンプ制御をバイパスして、ラインイン信号をコンバーターに直接記録できるダイレクトイン機能があります。
AFXプラグン50個付属!
1000ドル分のバウチャーでプラグインがさらに手に入る!!
Antelope Audio Zen Tour Synergy Core
ヨーロッパで手作りされたAntelope Audio Zen Tour Synergy Coreは、Antelopeの最先端のSynergy Core FX処理プラットフォームをZen Tourのコンパクトな筐体に搭載した、他に類を見ないデスクトップ・オーディオ・インターフェースです。小型でありながら強力な処理能力を持つZen Tour Synergy Coreは、USBとThunderbolt 3の両方の接続性を備えたアナログとデジタルのI/Oを提供します。大ヒットしたオリジナル、Zen Tourから大幅にステップアップしたSynergy Coreは、アップグレードされたプロクラスのAD/DA変換、Antelopeの代名詞であるAcoustically Focused Clocking技術、そしてAntelopeのフラッグシップ・インターフェースであるGoliathと同じ使いやすいタッチスクリーン・コントロールを追加しました。簡単に言えば、Zen Tour Synergy Coreはその類まれなる性能の数々で、競合製品を凌駕しています。
AFXプラグイン36個付属!
1000ドル分のバウチャーでプラグインがさらに手に入る!!
記事内に掲載されている価格は 2020年4月29日 時点での価格となります。
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