国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
ショーレポート最終日となる今回は、会場の外の模様や、これまでお伝えしきれなかった気になるブースをご紹介します!ではまず会場を外から眺めてみましょう。
ここ上海の気候は日本とほぼ同じ。連日天気もよく、とても気持ちが良いです。
会場内のホールの中庭では、このように連日SRスピーカーの視聴会が行われています。中国の展示会ではよく見る光景のひとつですが、そのスケールの大きさには驚かされます。このスタイルの展示は日本ではおそらく体験できないのではないでしょうか。
せっせと歩いてようやくたどり着いたPAのコンソール周りには、SRスピーカーから放たれるサウンドを熱心に聴き入る来場者がいます。中国メーカーの製品も多く展示されていますが、どれも音がしっかり鳴っていて、技術の高さが伺われます。
会場の全景と一緒に動画でこの様子をご覧あれ。本当に、広い!
会場に入ると、メディアサーバーが展示されていました。
APEXLS社のEva KangさんのLEDディスプレーの紹介デモンストレーション。中国の深センの会社で、高精細LEDパネルのほか、球体のLEDディスプレイなどを製造。LEDのドットが3mmという非常に高精細のディスプレイの生産も行っています。
中国ではコンサートや演劇の舞台をデザインする「ステージデザイナー」という専門職業が存在します。そのステージデザイナーを目指す学生達の作品展示がありました。生徒がデザインした、ステージのミニチュア模型が展示されており、中国という国が、舞台のトータルデザイン教育に非常に熱心だということが分かります。
このようなミニュチュアのセットも、カメラを寄せてファインダーをのぞくと…
まるで、本物のホールの中に居るような光景が広がります!
どの作品も舞台芸術に対しての意識やデザイン感覚に優れています。近い将来、この中から優秀な総合舞台監督やステージデザイナーが世界に羽ばたいていくことでしょう。
んー、すばらしい。
「Prolight + Sound Shanghai 2012」Rock oNショーレポートはこれにてフィナーレを迎えますが、10月27日からはいよいよAES2012のショーリポートが始まります!
60年以上の歴史を持ち、毎年世界中からエンジニアや音響研究機関の有識者が集まり、最新技術が公開されたりディスカッションが繰り広げられる、まさにエンジニアのための世界最大級のイベント AES2012!
そこで行われるエキシビジョンに、今度はRock oNスタッフが突撃リポート!サンフランシスコ現地からの最新情報をお楽しみに!
プロフィール
大阪芸術大学卒 「MOTU」「Reason」「NOVATION」「RME」「PreSonus」などのブランドの国内代理店にて営業兼デモンストレーターを従事。その後 ステージレーザーやLEDパネル、映像と照明のビジネスへ転身。リットーミュージック「ステージ&ライティングの現場」Vol1-5のセミナー執筆をはじめ、音楽・電子楽器・レコーディング・舞台照明やレーザーやLED機器など舞台やライブステージなどのトータルコーディネートを得意として活動中。国内・海外とのリレーションを得意とする。
記事内に掲載されている価格は 2012年10月16日 時点での価格となります。
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