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3月31日から開催されるSUPERBOOTH16 の会場となるFunkhausの様子をとらえたムービーが公開されました。主催者のAndreas Schneider氏が各スペースの当日の予定などを解説してくれます。
SUPERBOOTH16って何?
そもそもSUPERBOOTH16は、これまでmusikmesseに出展していたシンセサイザーを中心とした電子楽器メーカーが集って開催する展示会です。様々な音響機器が出展されるmusikmesseから独立してさらにディープな楽器展が予想されます。
主催者は誰?
このムービーの案内人でもある主催者のAndreas Schneider氏はベルリンのシンセサイザー販売店『SchneidersLaden』を営むこの界隈の有名人。なるほど彼の声かけでヨーロッパを中心に世界中のシンセメーカーが動いた、というわけですね。
会場はどんなところ?
そしてムービー中にも出てきますが、会場に選ばれた”Funkhaus Berlin Nalepastrasse (フンクハウス ベルリン ナレーパシュトラッセ)”は1956年に東ドイツ時代に国営のラジオ放送局として作られた建物です。
当時ポップスやロックなど西側で生まれた音楽は東ドイツではご法度 (ビートルズなどの有名なものは一部流通していたようです)。若者が好む音楽は東ドイツの国内で作る必要があり、このような立派な建物が建てられました。
ドイツが一つになってからはレコーディングスタジオとして使われ、メインルームとなるRECORDING HALL 1は高い天井と美しいホール鳴りを活かしてピアノを始めとしたアコースティック楽器の録音に使われます。こちらはカラヤンの録音で有名な西ベルリンのイエスキリスト教会アコースティックが手本となっています。東西に分かれていたとはいえこれが建立された頃はまだベルリンの壁は存在していたなかったので、建築技術者は西ドイツにも行けたようです。
演奏はもちろんホールの装飾の美しさも秀逸ですね。SUPERBOOTH16当日はここで朝から早朝までぶっ通しで様々な音楽イベントが開催されるということですからたまりません。
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こちらはHall2。
続いては個人的な萌えポイント。
各ホールのメイン電源を司るスイッチングルーム。意匠がとてもポップでかわいいですよね。見やすさ、状態の把握しやすさにこだわった結果、このように美しい色使いとなりました。
さて、歴史の重みまで感じるFunkhaus Berlin Nalepastrasseで3月31日からシンセサイザーが鳴り響きます。ACID渋谷の行くRock oNショーレポートをお楽しみに!
記事内に掲載されている価格は 2016年3月24日 時点での価格となります。
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