国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
今年のAvid S6コーナーでは昨年華々しくデビューしたSurround Pannerを使用したDolby Atmosのデモンストレーションが行われていました。
今年もDolby Atmosに対応したコンテンツ。今年2月に国内発売されたJBL LSR708iで揃えられたスピーカーツリーもDolby Atmos 9.1に対応したセッティングとなっていました。
MADI HD が接続された2システムと、DAD AX32をオーディオインターフェイスとしたシステムがSatellite LinkかつEuConでS6へ接続。音声系統もMADIそれぞれがDAD AX32へと接続されステムレコーダーのように接続されています。昨年発表されたDAD Pro | Monモニター・コントロールに対応したことで、物理的な接点が減らせますので、よりシステムが簡潔にロスの少ないピュアなサウンドがモニター可能になります。
DAD AX32からDolby RMUへと接続されています。S6 Surround Pannerの特徴的な機能であるPlug-Insコントロールを応用してDolby Surround Panner Plug-Ins をコントロールしているので、あたかもPro ToolsがDolby Atmosにネイティブ対応したかのように操作できます。もちろん、Plug-Insコントロールなので、他のプラグインをコントロールすることも可能です。EQにアサインしてFilterのようにコントロールしてもいいですし、Waves 360 ImagerやAnyMixのように、プラグインのPannerをコントロールしてもいいでしょう。
今回のようなディスプレイ配置にすることで、Pro Toolsでも簡単にDolby Atmosの編集効率は上がると思います。実際、Dolby Surround Panner Plug-InsのためにS6 Surround Pannerからプラグインをコントロール可能にしたのではないか?と思うくらい、操作性があがることでしょう。
こちらは、S6に実装されたSurround PannerとRMUのコントロール画面。この配置は絶妙です。
AX32やDA32など、Pro Tools HDでDanteを変換なしで直接コントロールができるのは、今の所DADのみと言えます。Dante Spoken Hereのサインも頷けます。
IOがマウントされているラックとは別のラックですが、Kyla Renのフィギュアが可愛いこちらのラックにはMacProがマウントされていました。クオリティの高さと抜群の安定感で定評を得ているihseのKVMシステムの他に、JBLとの組み合わせで最高の性能を発揮するDCiシリーズの8chモデルが2台使用されていました。この組み合わせは切っても切り離せないですね。
Writer. Akao
記事内に掲載されている価格は 2016年4月19日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ