NAMM開催直前に発表されたMINIBRUTE 2、そしてRACKBRUTEの実物をキャッチ! 鍵盤タイプがMINIBRUTE 2、デスクトップタイプがMINIBRUTE 2Sです。初代Minibruteはその登場により世界的なアナログブームを決定的なものにしただけに、今回の2にも否応なしに期待が高まりますね!
サウンドを聴いてみましょう!
まず目をひくマトリックスパッチベイ。48ものCV in/outはMINIBRUTE2内のモジュレーションマトリクスとして機能するだけでなく、当然外部のモジュラーシステムと相互にコントロールができます。鍵盤はアフタータッチ対応なのも嬉しいところ。フィルターの開閉など繊細なモジュレーション表現が可能になります。
そしてKeystepタイプのシーケンサー&アルペジエイター。これは嬉しいですね!Keystepってモジュラー界隈では物凄い人気があり、理由はスケッチ的なフレーズが物凄く簡単で直感的に作れるからだと思います。アルペジエイターでコードを押さえ、ホールドで固定、あとはパラメーターを好き勝手に弄るだけで動きのあるフレーズをどんどん生み出せます。
対して、MINIBRUTE 2Sの方はBeatstepやDRUMBRUTEタイプのステップシーケンサーになっています。単なる鍵盤の有る無しの違い以上の差を作ったところに、思わず「Arturia、わかってるな」と呟いてしまいました!
さらに私が気になったのはADSRエンベロープの他に独立してADエンベロープが搭載されているところです。もうゲートを短くして跳ねるようなリズミックなフレーズを作りまくりましょう。しかもこのエンベロープはループできるんですね。これはまさにモジュラー的で単体で売ってるジェネレーターみたいですね。もちろんパッチベイから出せます。エンベロープを回せるシンセは増えてきてますが、それでもまだまだ少ないですね。
そしてこちらがRACKBRUTE 3Uです。2段タイプの6Uも発表されていますね。これはMINIBRUTE 2/Sとの接続できる足がついているのですが、これがなかなか考えられていて、MINIBRUTE 2/Sと接続した状態で畳めば持ち手もできたり、取り外して平置きができたりと夢が広がります。きになるPower Moduleは1600mA:+12V /1600mA:-12V / 900mA:5V とパワー十分。デジタルもアナログもガッツリ入れられますね。価格も3Uなら249ユーロなので、電源付きラックの強力な選択肢になりますね!
・MINIBRUTE 2:649ユーロ
・MINIBRUTE 2S:649ユーロ
・RACKBRUTE 3U:249ユーロ
・RACKBRUTE 6U :349ユーロ
Writer.Shibuya
記事内に掲載されている価格は 2018年1月26日 時点での価格となります。
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