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今夏、8K試験放送を控えているNHKブースでは、会場内で大きく掲げられた8Kサインに力強さを感じます。その展示内容にも驚きを隠せません。
8K+HDRという、鮮明かつ色彩鮮やかなディスプレイでの映像に加えて、音声も22.2chサラウンドでの表現を実現したディスプレイの展示ブースでは常に人が絶えることはありませんでした。
写真では暗くてわかりにくいですが、ディスプレイのベゼル部分にスピーカーが埋め込まれており、22.2サラウンド音声を再現しているとのことです。
そしてなんと、今回のNHKブースはついに中継車が登場です。全長約12mの車内は制作室と機器室に分かれており、左側の拡張されたスペースが制作室となっています。こちらでは55inchの8Kモニタがが実装されており、8K環境下での制作を実現しています。カメラは最大10台、収録機4台に加えてライブスロー4系統の実装が可能とのこと。
昨年完成した中継車ということで、国内でも話題になっておりましたが、会場でも話題の中継車に人が集中していました。
なお、今回展示されているSHC-2は2月に行われたNFL第50回スーパーボウルでも使用され、日本でもパブリックビューイングが開催されておりました。
オリンピックイヤーである今年、8月1日に開始される試験放送のコンテンツの目玉として同5日より開催されるリオデジャネイロ・オリンピックが注目されています。日本の高い技術が世界でも注目を集めておりますが、4K・8K放送推進ロードマップには4年後に控えた 2020 東京オリンピックも視野に入れた開発が進められています。現在では8Kパブリックビューイングは限られた場所でしか体験できませんが、4年後という近い未来で、東京オリンピックが東京だけでなく日本各地で臨場感あふれる感動が体験できることでしょう。
Writer. Akao
記事内に掲載されている価格は 2016年4月19日 時点での価格となります。
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