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YAMAHA、beyerdynamic、AKG、FOCALが共同でブースを出展。
YAMAHA
Music CHINA(上海)などの楽器系の見本市では積極的に大きなブースを設けエデュケーションソリューションをPRするYAMAHAはここでは控えめな露出。
業務用小型デジタルコンソールTF5は7インチのマルチタッチ対応ディスプレイを最大限に生かした操作体系TouchFlowOperationを搭載。チャンネルのセレクト、スライド、EQポイントの変更、Q幅のピンチまで、これまでできそうでできなかった操作もタッチパネルで行えるようになり、抜群の素早いワークフローを実現。さらにWindows SurfaceのようなタッチPCでも全く同じワークフローができ、遠隔操作も可能という機能性も備え合わせます。
加えてハイエンドレコーディング聞きのために開発したCLASS-Aマイクプリ「D-PRE」による音質も特筆もの。小型とはいえ充実の品質を持ちます。
2016年1月にV2.0にバージョンアップしたTFシリーズはDanteカードNY64-Dに対応しました。I/OラックのTio1608-Dを最大3大まで接続でき、合計48in/24outのI/Oの遠隔入出力が可能となります。
Prolight + Soundで展示されているプロコンソールのほとんどは中国ブランドでDaneteを始めとするネットワークオーディオの普及はまだ始ったばかりといった雰囲気です。今は謙虚に構えているYAMAHAは中国でのDante普及のチャンスをうかがっているのかもしれません。
beyerdynamic
プロオーディオはもちろん、中国では高級リスニング機器として名前を馳せるbeyerdynamic。コンシューマーの男性がひっきりなしにやってきてはヘッドホンの試聴をしていたのが印象的です。中国や台湾ブランドのヘッドホン/イヤホンは品質が年々向上してきていて、TAKSTARやVSONICなどのメーカーがコストパフォーマンスの良さで大手定番機を押しのけて選ばれることも増えています。しかし高価でも高性能な物を手にしたい中国の富裕層の間ではbeyerdynamicも人気あるブランドだということ。
Focal
その中国リスニングシーンに挑戦するのはfocal。Sub6、CMSなどモニタースピーカーの出展はありませんが、モニターヘッドホンSPIRITシリーズを展示していました。
AKG
AKGは会議用ワイヤレスマイクとそのソリューションを展示。Prolight + Sound 広州ではボーカル用ワイヤレスに次いで会議用マイクのシステム展示が多く見られます。
ヨーロッパ式ビジネスが加熱しているのに加え、巨大な領土と22の省を持つ行政組織の多さから会議が行われる現場も多い中国ではそれに伴いネットを使った高品位な遠隔会議の需要が多いため、注目を浴びているそうです。
記事内に掲載されている価格は 2016年3月1日 時点での価格となります。
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