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レポート
05
Jun.2022
レポート

NAMM2022:Warm Audio

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2011年にガレージから始まったWarm Audioの製品は、一切そのクオリティ面で妥協せず、比較的手頃な価格を実現しているマイクメーカーです。WA-47Fは最大140dBというかなり大きな音圧まで耐えることができるため、ボーカルからドラムの録音まで、さまざまなシチュエーションで使うことが可能です!マイク選びで迷っているという方、要チェックです!

Warm Audioのブースでは、新製品のWA-47F、WA-CX12をはじめ、WA-47、WA-47jr、WA-67、WA-14、WA-84、SKYLIGHT、LIMELIGHTが展示されていました。

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Warm Audio WA-47F

Neumann/Telefunken U47 をモデルにしたWarm Audioのマイクは WA-47 と WA-47jr が既にリリースされていますが、今回新たにNeumann K47スタイルのビンテージ・カプセルを再現したWA-47Fがラインナップに加わりました。

WA-47Fは受賞歴のあるWA-47チューブ・マイクロホンに使用されているものと同じ、単一バックプレート、カーディオイド専用のカプセルを使用しています。このカプセルに、TAB-Funkenwerk USAのカスタム出力トランスが加わり、このカプセルが捉えたパンチの効いたパワフルなサウンドをドライブします。-10dBのPADの他に140Hzで切り替え可能なローカットフィルターを搭載し、最大SPL137dB(10dB PADで147dB)という高い音圧レベルを扱うことができ、ドラムやギターアンプをはじめ、ボーカルにもお勧めとのことです。

WA-47Fには木製キャリングケースとショックマウントが付属しています。

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Warm Audio WA-CX12

一時期テレフンケンのラベルを付けて販売されたこともある、有名なAKG C12マルチパターン真空管コンデンサーを忠実に再現たモデルです。オリジナルのAKG C12は1953年から1963年までオーストリアで生産され、オリジナルを使用して音楽を制作した著名なアーティストには、The Beatles、Lupe Fiasco、Tom Petty、Michael Jackson、Alanis Morissette、Taylor Swiftなど、数え上げればきりがありません。

WA-CX12のサウンドプロファイルと回路設計は、わずか2500本しか生産されなかったオリジナルマイクからインスピレーションを得ており、典型的なカーディオイド、オムニ、双指向、6つの中間パターンを含む9つの極性パターンを持っています。12AY7真空管、TAB-Funkenwerk出力トランス、高品質コンデンサーなどで構成され、最大SPL 149dB、周波数帯域 30Hz~20kHz、出力インピーダンスは200オーム。中音域に透明感を与え、高音域を滑らかにするように設計されたWA-CX12は、ボーカル、ピアノ演奏、壮大で自然なルームサウンドを提供してくれます。

WA-CX12にはツイード製キャリングケース、ショックマウント、外部電源、Gotham製高級7ピンケーブルが同梱されています。
C12はサウンドプロフェッショナルからの注目度が高いマイクですので、はやくそのサウンドを聞いてみたいですね。

メーカーサイト:https://warmaudio.com/products/

記事内に掲載されている価格は 2022年6月5日 時点での価格となります。

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