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今年のNAMMショーでも発表されたaudio-technicaのデジタルワイヤレス「System10」に新シリーズが登場しました。最大同時10chが使用可能で、これまでよりもさらに安定運用が可能な上位機種です。
昨今よく聞くデジタルワイヤレスとは、2.4GHzの帯域を利用した、免許不要の比較的導入が容易なシステムです。デジタル通信ならではのクリアなサウンドが特徴で、他にはLine6、SHURE、AKGなど各社が参入しています。
これまでaudio-technicaからはATW-1102などの据え置き型のSystem10シリーズが発売されていましたが、比較的手頃な価格設定である代わりに、最大同時8chまでで、ラックマウントに対応していないなど、若干の制約がありました。今回新しくラインナップに加わったのはATW-13シリーズで、レシーバー本体にレシーバーユニット2台を搭載可能、よりシンプル＆コンパクトに2波が扱えるようになっています。
より安定運用が可能になったコミュニケーション機能
ご存知の方も多いかと思いますが、2.4GHzの帯域はWifiなどで利用されていることもあり、現場の電波状況によっては不安定になることが稀にあります。今回のATW-13シリーズは、トランスミッターとレシーバー間でリアルタイムに双方向通信を行い、干渉周波数を自動回避する機能を搭載しています。より安定した運用が可能となりました。
加えてレシーバー同士の「リンク接続機能」を使用することにより、使用周波数を繊細にコーディネートすることが可能となりました。同梱のリンクケーブルをシリアルに接続するだけの簡単なセッティングです。
また最大である10波を飛ばすとなると、必然的にラックマウントが必要になってきます。デフォルトでラックマウントキット、連結プレートを同梱していますので、なんと3Uでレシーバーを格納できます！軽量でコンパクトなので、現場での移動の負担もなくなります。
おすすめの基本セット＆アクセサリー
同シリーズで敢えてオススメをあげるとすれば「ATW-1322」でしょうか。これ1セットあればハンドヘルドマイクが2波分すぐに飛ばせてご使用いただけます。セッティングも非常に簡単で、初心者の方でも大丈夫でしょう。音楽用途だけでなく、トークショーや会議などでも活躍するかと思います。
また「ATW-1311」のトランスミッターに、「PRO8HEcWB」「PRO92cWB」などのヘッドセット（「PRO8HEcWB」はより安定した装着が可能で、ダンスなどパフォーマンスをする方にはぴったりです）や、「AT-GcWB」などのギターケーブルを加えて使用することで、あらゆるシチュエーションに対応可能です。
デジタルワイヤレス激戦区に、日本が誇るaudio-technicaが自身を持って市場に送る新製品です。Rock oN渋谷店では、レシーバー、トランスミッターなど店頭展示しておりますので、ぜひご来店いただきお確かめください！
記事内に掲載されている価格は 2015年4月13日 時点での価格となります。
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