製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
NEUMANNが、モニタースピーカーの新製品「KH 120-II」を発売しました!
NeumannにとってKH 120はKHラインナップで特別な存在です。Neumann初のスタジオモニタースピーカーとして12年前にモニターポートフォリオをスタートさせた最初の製品だからです。当時ブロードキャストやスタジオから大変驚きを持って迎えられ、すぐにハイエンド向けニアフィールドモニタリングのリファレンスとなったKH 120。
満を辞して発売したKH 120-IIの大きな改良点の一つは、DSP駆動のエレクトロニクスが追加されたことです。これにより位相リニアクロスオーバーと、Neumannの革新的なMA 1によるオートモニターアライメントを実現しました。
KH 80 DSPのようなDSP補正機能のほか、様々な機能が進化したKH 120-II、満を辞しての登場です。
6月29日(木)発売で、ただいま予約受付中です!
(AES67バージョンについては発売日未定)
待望のDSP補正によってMA 1によるオートモニターアライメントを実現!
製品の特長
• 高精度ドライバーMathematically Modelled Dispersion™(MMD™)ウェーブガイド
• リニア周波数応答44 Hz~21 kHz(±3 dB)
• リニア位相応答120 Hz~16 kHz(±45°)、レイテンシー 2,6 ms未満
• 内部のDSPにより、NeumannのMA 1を介してルームアダプティブアライメントを実現
• 極めて低い公差(±0.5 dB)により、シャープなイメージングを実現
• 他のKHラインスピーカーと組み合わせて、イマーシブやサラウンドのセットアップに使用可能
KH 120 IIは近年で力強い成長を遂げてきたアプリケーションを強力にアップデートしたものです。放送局、中継車、プロジェクトスタジオやレコーディングスタジオだけでなく、ストリーミングイベントやライブレコーディングなど、オーディオエキスパートが刻々と変化する作業環境において、ニアフィールドモニタリングは重要な鍵を握っています。KH 120 IIは、由緒あるKH 120 Aの後継者に相応しい製品で、アライメントシステムのMA 1と組み合わせることで、次世代のニーズに対応する準備が整っているのです。
★MA 1の機能についてはこちら!
NEUMANNモニタースピーカー自動補正システム MA 1試聴レビュー!
他にも様々な機能が進化!
またすべての音響パラメータも改善されました。新しいバージョンでは歪みがさらに少なく、低音はより深く、最大音圧レベルはより高く、解像度はさらに向上しています。
再設計されたキャビネットは、これまで使用されてきたアルミニウムよりも高い剛性を備えた、サステナブルな材料であるMDF(中密度繊維板)で作られています。また、ウーファーも全く新しい設計を採用しました。新開発のキャビネットには、従来のMathematically Modeled Dispersion (MMD™) ウェーブガイドを採用しました。また特許出願中のアンプ技術により、クラスDのエネルギー効率で優れたオーディオ性能を実現することはもちろん、何十もの改良が加えられています。新しいシリーズではAES67オプションも提供し、アントラシート(ダークグレー)とホワイトの2色が用意されています。
関連記事
音楽家・守時 タツミ氏が語るNEUMANN KH 80 DSPの魅力
サウンドプロデューサー・中條謙自氏が語る、NEUMANN KH 80 DSP導入効果 〜ゲームオーディオとの相性とは〜
「プリプロからポストプロダクションにかけて音作りをかなり詳細までできるように」-NEUMANN KH 80 DSPインプレッション by AAAMYYY-
Neumannスピーカーで作るDolby Atmosの可能性 〜エンジニア米津裕二郎インタビュー〜
サブウーファーとキャリブレーションツールでいかにモニター環境は改善するか?
〜作曲家 和田貴史氏が語る、NEUMANN KHシリーズ導入効果〜
記事内に掲載されている価格は 2023年6月15日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ