国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
US カリフォルニア アナハイムからお伝えした NAMM2014 ショーレポート。様々な新製品や面白い展示が盛り上がりを見せましたが、あなたのお気に入りは何でしたか?
あなたと一緒にこのショーレポートを振り返りながら、これからの音楽制作機材とシーンの流れを推測する『After NAMM2014』の連載をスタートします。
第一回は「Rock oNスタッフが選ぶ Hot Selection 5」。NAMM2014が終わってもいまだUSで各所レポート中のレポーター達を待ちきれない、日本のRock oNスタッフの熱い思いをまとめます!(2014.1.29現在)
Hot 1:Universal Audio『Apollo Twin』
世界待望の、ホームスタジオやモバイルユースに向けた、ApolloオーディオI/F!このニュースが飛び込んで来たときは自宅にいたのですが、思わず大きな声を出して驚いてしまいました。
メジャー製品のアナウンスの中では世界初のマイクプリアンプモデリング UNISONや アナログモニターコントローラーなど上位機種にもない機能にUA社の聡慧さを感じました。
Rock oNユーザーさんのNAMM2014関係Twitterを読んでみると、その注目はUADプラグインを搭載してこの価格を実現しているコストパフォーマンスの高さに注目が集まっているようです。たしかにそうですよね。
UAD-2 SATELLITE DUO CORE ¥79,800に¥19,950を足すだけで、同じくDSP2基搭載の Apollo Twin Duo ¥99,750が手に入るのですから驚きです。
さらにApollo Twin DuoはThunderbolt接続と最新ドライバーのおかげでリアルタイムにかけ録りが可能で歴代最高のレスポンスを実現しています。このValue感は話題になっても当然ですね。
★NAMM2014 Universal Audioのレポート記事はこちら!>
Rock oN渋谷店でも eStoreでも凄まじい勢いで売れてます!やはりDUOの方が人気です。
★製品レビュー
★Ichi氏によるセミナーを開催!
Hot 2:ELEKTRON『Analog RYTM』
これはNAMM2014開催前のティーザ動画を観た瞬間に食いつきました。ELEKTRONがドラムパッド!そして黒い筐体ならアナログリズムマシンが来るはず!と思っていたところ、期待を裏切らないAnalog RYTHが発表されました(笑)。
アナログフィルターとディストーション、マスターにはコンプとさらにディストーションを搭載。サンプリングをした音を加工することもできるので、攻めのエレクトリカルなドラムが作れます。
ELEKTRON製品は共通してシーケンサーが優れていて、即興性や偶発性が高くて、いじっているだけで楽曲ができてきます。楽曲の根底をなすドラムパートをそのシーケンサーで組立てられると思っただけでヨ、ヨダレが…。
発売は今春とちょっと先ですが、すでに購入を決めているRock oNスタッフも数名。これは期待”特”大です!
★NAMM2014 ELEKTRONのレポート記事はこちら!>
Hot 3:MANLEY『CORE』
久々のMANLEYの新製品にスタッフ一同が沸きました。
マイクプリ、コンプ、EQ、ブリックウォールリミッターが一つになったチャンネルストリップ。スタジオ定番のMANLEYアウトボードの兄弟機種のテクノロジーと品質をここに。
ツマミ少なくが嘘のようにシンプルなのがそそります。現地では$2,250で夏がやってくる前には発売されるとか。これならばホームスタジオに置く事もそう難しくはないですね。
早く実際のサウンドを試してみたい…。ハアハアと怪しい息のMANLEY中毒スタッフも数名。
Hot 4:BitWig『BitWig Studio』
遂に、遂に発売日が決定。世界中のクリエイターがこの日を待ちわびた事だったと思います。ableton Liveでクリエイターの作曲やライブに欠かせなくなった「クリップ」をフューチャーして様々なDAWの美味しいところをうまくミックス。そこにオーディオとMIDIをトラックトラックで共存して編集できたり様々なスパイスを効かせています。
BitWigを使うだけでなにかが生まれそう、そんな期待をさせてくれるDAWです。
日本では3月26日発売です。価格は。もう待ちきれませんね。
Hot 5:QUICCO SOUND『G.16 Bluetooth PAD / MIDI Controller』
クラウドファウンディングのKick Starterで出資金を募って完成した「G.16」をひっさげて登場したのは、QUICCO SOUND(キッコー・サウンド)。本社を浜松市に置く日本の企業です。
Kick Starterといえば、Android OSを搭載したポータブル音楽制作ツール「Miselu neiro(みせる ねいろ)」で話題の、シリコンバレーを拠点にした日本企業Miselu Inc.を思い浮かべましたが、NAMM2014現地からのレポートを読んでみると、どうやら協力関係にあるようですね。
お互いの製品はBluetoothを搭載していて、iPadなどと無線でつながります。ピッタリ合体するところは製品自体はもちろん、今後の2社の関係までも想像してしまってワクワクします。
若い日本企業が元気に製品をリリースするのは嬉しい限りです。
★NAMM2014 QUICCO SOUNDのレポート記事はこちら!>
記事内に掲載されている価格は 2014年1月30日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ