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AIRA TR-8 × Ableton Live 編
〜TR-8のサウンドをLiveでリアルタイムエディット!〜
AIRAシリーズの大きな特徴であるUSBファンクションとオーディオI/F機能を使ったAbleton Liveとの同期システムをご紹介!
「制作とパフォーマンスの垣根を壊す」AIRAの真の実力を動画でチェック!!
1.AIRA TR-8のインストゥルメントをUSB経由でパラでAbleton Liveに取り込む
AIRA TR-8はUSB2.0経由でサウンドのパラ出力を96kHz/24bitで送信する事ができます。今回はTR-8のサウンドをAbelton LiveにUSB経由で取り込み、Live側でのエフェクト処理を経て、もう一度TR-8に戻して見ましょう。
まず、TR-8の全てのインストゥルメントの出力を「アサイナブルAまたはB」に設定しておきます。ここが非常に大切!「PTN SELECT」を押しながら電源を入れて、バリエーション「A」を長押しします。次に全てのインストゥルメントボタンを点灯させます。全て点灯したら「START/STOP」を押して設定完了です。
ここらはLive側の設定に入ります。
環境設定の「Audio」から、「オーディオ入力デバイス」と「オーディオ出力デバイス」の両方に「TR-8(14 In4 Out)」を設定します。
次にその下の「チャンネル設定」の「入力設定」をクリックし、14トラック全てを「mono」に設定します。
また「出力設定」をクリックすると「1/2(stereo)」と「3/4(stereo)」が表示されるので「3/4(stereo)」を選択します。
Liveからは2mixをTR-8に戻しますが、「1/2(stereo)」はTR-8のエフェクトとScatrterを通さないドライな出力、「3/4(stereo)」はエフェクトとScatterを通す出力になります。今回はScatterを使いたいので「3/4(stereo)」を選択します。
環境設定が完了したら、Liveのトラックを立ち上げチャンネルを設定して行きます。
名前を付けておくと良いでしょう。「Audio From」に「Ext.In」を設定します。
3: BD
4: SD
5: LT
6 :MT
7: HT
8: RS
9: HC
10:CH
11:OH
12:CC
13:RC
各トラックの設定が終わったらグループを作成し、マスター出力をコントロール出来るようにしておきます。TR-8で側ではLiveから戻った音の音量コントロールはEXTERNAL INのLEVELツマミでコントロールします。
これで設定は完了です。あとは欲しいエフェクトをどんどんLive側で立ち上げて過激なパフォーマンスをするだけです。空間系のエフェクターを掛けてTR-8に戻し、そこにSCATTERを掛ければかなりアグレッシブなサウンドになります。
またLiveからの戻し音にTR-8でサイドチェーンを掛ける事も出来ます。その際には全ての音にサイドチェーンが掛かります。そうするとステップシーケンサーに配置したサイドチェーンのトリガーのタイミングに従って、大事なキックやスネアもダッキングされてしまうので、TR-8のキックとスネアは本体のアサイナブルアウトからの出力を採用し、Live側ではミュートにしておくと良いでしょう。
AIRAの潜在能力は計り知れません。どんどん新しい使い方を発見し、パフォーマンスに生かして下さい!
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記事内に掲載されている価格は 2014年3月6日 時点での価格となります。
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