国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
今年も世界中から多くのAVIDパートナーを集めて開催となったAVID Connect 2016。今年は世界52カ国以上から1200名以上の参加が見られる大規模なイベントへと成長を遂げています。新製品発表までのKeynoteを先ずはダイジェストでレポートします!!後日全編のMovieも公開予定、こちらもお楽しみに!!
先ずは、毎年恒例のJeff Rosica氏の登壇。AVID Connectのオーバービューからスタートです。今年の参加状況を誇らしげに発表、他にもAVID Assiateの活動発表なども行われました。ユーザーボイスを汲み取る重要な機会として活動が行われていることがわかります。
その活動からのフィードバックがAVIDに取って重要なものである。AVID Connectがスタートして3年目として今後に期待してもらいたいというメッセージが強く感じられました。
オーバービューを受けてCEOのLouis Hernandez Jr.氏が登場。AVIDの現状をダイジェスト的に話をしていきます。内容は、ユーザーとAVIDの深い関係を感じさせるCommunityをテーマとしたもの。たとえとして”家族”を上げていたのが印象的。今後の業界を生き抜いてゆくために、メーカーとユーザーと言う従来の関係からの脱却がバックグラウンドになるテーマだということを強く印象づけます。
合わせて、非常に好調なセールスを実現しているという経営的な発表も有りました。驚くべきはすでにAsset Management=AVID Interplayが2100+という数がインストールされているということ。国内では、やっと立ち上がってきたという感覚を強く受けるAsset Managementですが、World Wideを見るとすでに標準的なツールとなっていることが感じられます。
そして、将来のビジョンの話が続きます。Audioに関してはこちらの写真のとおり。5年前との比較ということでデータが提示されましたが、リリースされたコンテンツ数は77%UP!!しかし、それに対するPaymentは40% DOWNと厳しい現実がつきつけられています。この中で生き残るためには徹底的な効率化が必要だ、ということは皆様も十分に実感のあるところだと思います。
続けて、映像関連のビジョン。先ずは、こちらのスライド。コンテンツを見るための放送のあり方の進化を示しています。一番左がアナログ放送、そこからCATV、CS/BS、DigitalTV、BroadBandと続きます。これを見た時に日本の特殊性を実感します。これらのサービスは国内でも行われていますが、未だに圧倒的なシェアを持っているのは一番左に当たるアナログ放送の流れを組む地上波デジタル放送。シェアが提示されれば、更にその違いを実感したことでしょう。様々な包装形態に対してのコンテンツの供給、Assetの管理、運用が非常に大切になっているということが語られました。
そしてもちろんですが、コンテンツの製作数の話も。コンテンツはコレまで以上に多岐にわたり、数多く必要されます。そうなると、Audioと同様に徹底的に効率化を考えることが必要となります。
このような現状からAVIDでは自社以外の儻れたソリューションと統合するAVID Everywhereコンセプトを推進しています。その中から、AVID Media Central UXへ接続できる(Interplay統合環境となる)Connectivity Toolkitを配布しています。その中から数社が紹介され、個別にダイジェストプレビューが行われました。
GlobalLogic、Root6、xnewsというAsset toolが紹介されました。Interplay自体が充実した機能を提供していますが、ユーザーのチョイスにより機能を拡張することが出来る総合環境へと進化し続けていることが感じられますね。
更に、システム・インテグレーターであるkeycodeのシステムアップの事例が紹介されました。実際に活用されているシステムの中で、まさにAVID Everywhereが実現されていることを感じるプレゼン。
このような実際の事例を目にすると、AVIDを中心としたシステムアップの柔軟性が感じられるところではないでしょうか。もっと具体的に製品名などを入れてもらいたいところでは有りましたが、短いプレゼンの中でそこまでわからなかったのが残念です。
先ずはKeynoteのオーバービューです。別の記事で、新製品AVID Nexis、そして業界大注目となるAdobeのMedia Central UXへの参加をお伝えします。是非そちらも御覧ください!!
記事内に掲載されている価格は 2016年4月17日 時点での価格となります。
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