こちらはゼンハイザー/ノイマンのブース。IBCはコーヒーメーカーを設置しているブースが多いのですが、その味が各社各様で面白いです。このブースのコーヒーはちょっと苦め。
放送機器展ということもあり、ワイレスやカメラ用マイク、ヘッドセットなどが展示されています。特に、コンシューマー/プロシューマー向けのラインが充実した内容でした。
ふと見上げると…これは一体…。
その正体はMKE 600ショットガンマイクによるマイクアレイ。このアレイをサッカー場の3点に置き(もう1点はカメラに取り付けたマイクで収録)、サッカー場の音を漏れなく収録するそうです。そして、画像中央のiPadにインストールされたソフトウェアで好きな位置をタップすると、その場所の音が聴ける、というもの。基本的にはボールの音がきちんと聴こえるようにするための仕組みのようですが、あえて客席の歓声だけを聴くことも可能です。
Sennheiserの製品ではありませんが、多くのひとを集めていたDear RealityのdearVR SPATIAL CONNECT。Nuendo 10で連携が発表された製品で、VRミキシングをVR空間で行うという画期的なコンセプトを持っています。AMBEOイマーシブマイクで収録した素材をどのようなワークフローでコンテンツとして完成させるか、というテクノロジーの出口に関するひとつの回答を提示する意図が読み取れます。
Writer.Sawaguchi Jr.
記事内に掲載されている価格は 2019年9月14日 時点での価格となります。
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