創業50周年となる今年2018年を迎えたKORG。これからいくつものアニバーサリー製品が登場することを予感させる、まさしくプロローグ的な製品が登場!
prologue
何と言ってもNAMM 2018 KORG新製品の目玉製品はこれ最大16ボイスのフラッグシップアナログシンセ prologue!
prologueはKORGが提案する現代的なアナログシンセ。minilogue、monologueで培った技術をさらに発展させ、他社製品とは一線を画す仕上がりです。ヘアラインの入ったフロントパネルやオーク材を使ったサイドパネルは精悍です。さすがフラッグシップの威厳!
prologue-8 … 49鍵(8ボイス) ¥170,000(税別) 2月中旬発売
prologue-16 … 61鍵(16ボイス) ¥220,000(税別) 2月中旬発売
ラインナップは鍵盤とポリ数の違う2種類。
マルチエンジン オシレーター : アナログ+デジタルハイブリッド
prologueの構成は2VCO + MULTI ENGINE、1VCF、2EG、1VCA、1LFO。定評あるアナログオシレーター 2つに加え、新開発のデジタルオシレーター『MULTI ENGINE』が搭載されています。
このMULTI ENGINEはFXやパーカッションに有用な『ノイズ・ジェネレーター』、FM変調で金属的なサウンドが特徴の『VPM(Variable Phase Modulation)』、そしてユーザーが自分でオシレータープログラムをダウンロードして使える『ユーザー・オシレーター』(WAVE TABLE)の3種類。アナ/デジ ハイブリッドで自由度の高いサウンドメイクが可能で非常にKORGらしさが出ているところです。
32bitエフェクト
minilogueら弟機にはなかったオリジナルの32bit処理のデジタルFXを搭載!DELAY, Reverb,Chorus,Ensembleほかシンセサイザーに欠かせないエフェクトをスイッチとノブの操作だけで使えます。
そしてこちら!アナログコンプとブースターはprologu-16に限りVUメーターでかかり具合確認できるという、KORGらしい遊び心満点な仕様です。
バイティンバー
さらにプレイヤーに嬉しいのは『バイ・ティンバー』に対応していること。一般的なレイヤー、スプリットはもちろん、メイン・ティンバーとサブ・ティンバーがなめらかに切り替わるクロスフェードモードも搭載しています。
8つのプログラム・ソート
prologueはプログラムを最大500保存可能。そしてそのプログラムの中から任意のサウンドをさっと探し出せる8種類のプログラム・ソートを装備。まるでソフトシンセのようにて早く欲しいサウンドにたどり着けます。
特別モデル!
そしてこちらもprologue。本体やノブ、そして鍵盤までも銀メッキでピカピカの特別モデル。アクリル板で大事に守られていました。
こちらは展示用で非売品ということ。ステージで使ったら映えそうですね。(ステージライトの反射で眩しい?)
そしてこちらはARP ODYSSEY FSとオリジナルカラーのSQ-1がセットになった「ARP ODYSSEY FSQ」。ARP ODYSSEY FSは数量限定でアメリカで組み立てられていましたが、このARP ODYSSEY FSQはごく少数のストック部品をもとに日本で組み立てを行った再生産モデルです!
そしてこのSQ-1のクラシカルなデザインは、まさにARP SEQUENCER Model1601ですね。ARP ODYSSEYはLFOをリピートさせれば自動生成風のフレーズが作れ、ニューエイジ系のレコードでよくそのサウンドが使われているのを耳にします。本当にODYSSEYはモダンかつクラッシックな、絶妙な立ち位置にいますね。
SQ-1でゲートをタイトにしてリズミックなフレーズを演奏させながら豊富なスライダーで音色変化させるのが楽しそうです。ODYSSEYはノイズもザクザクなのでイタロディスコ的なベースフレーズでも非常に映えるでしょう。
個人的には次はARP 2600の復刻を期待したいです!!
KORG
http://www.korg.com/jp/news/2018/0118/
Writer.Tomita
記事内に掲載されている価格は 2018年1月26日 時点での価格となります。
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