国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
NAMMの興奮冷めやらぬ中、2月3日赤坂ブリッツで行われた「Roland 2010年春の新製品展示商談会」が開催されました。NAMM SHOWレポートではSPD最新作やV-PIANOなど多くの新製品で話題を呼んだRoland、銘機Aシリーズの鍵盤を搭載したCakewalk A ProシリーズやBOSS、EDIROLなど各ブランド期待の製品が一斉展示!!
Rolandという、日本のみならず世界中の楽器や音楽制作機材シーンをリードするメーカーへの期待感に胸を高鳴らせながらRock oNスタッフ富田が突撃取材に行ってきました!
イベント冒頭ではRoland代表取締役社長 田中 英一 氏が2010年のRolandの目指す指針を表明。そのキーワードの一つが「Better Life with Music」。これはRolandが、楽器演奏を通じて、生活の質の向上を提案するという取り組みです。それを実現するのが、これまで培った革新的なハードウェアを開発し、クオリティの高い製造する「モノづくり」と、そして驚きや感動を作る機会を生み出す「コトづくり」というコンセプトです。
今回のレポート第一弾ではそのコンセプトの根幹とも言える新たなV-PIANO RevolutionからV-COMBO最新作VR-700、さらにCakewalk A Proシリーズのキーボード3製品をレポート!!
まずは演奏者に呼応出来る「唯一のデジタルピアノ」として2009年最も注目を集めたピアノといっても過言ではない同製品の正統進化形とも言えるV PIANO Evolution。
演奏者から要望の多いアップライトピアノまでをも遂にコンポーネントモデリングしてしまった期待のアップデートです!アップライトと一言に言っても、単なるサウンド再現ではなく「Resonance」パラメーターによりアップライト各モデル特有の味わい深いサウンド調整が容易に行えるようになっているのもコンポーネントモデリングならでは。多くのアーティストから絶賛されるPHAⅢ鍵盤と新開発センサーによる演奏者との一体感は従来のサウンド同様楽器として「完成」の域に達しています。
連打やトリルへのアップライトとは思えぬ反応の良さはむしろアップライトを超えたと言えるかもしれません。もちろん真骨頂と言える「Vanguard」プログラムも現実にはありえない銀巻弦最新モデルから巨大グランドピアノまで大幅進化を遂げています!!
こちらのサウンドは是非篠田さんの演奏でご覧下さい!!
V-Piano Evolution ¥600,000(税込)
続いて登場するのはかつてPIANO、SYNTH、ORGANのハイエンドサウンドを搭載しV-COMBO(VR-760)の名で人気を博したステージキーボードVR-700。
触れると火傷しそうなVKオルガンサウンドにRoland御謹製のウォーターフォール鍵盤! 最新PCM音源&エフェクトも豊富に搭載して本体重量は16kgのステージ仕様はお見事! 欲を言えばアンサンブルセクションのPCM音源にSuperNaturalなど得意のモデリング系音源が登場しても良い気はしましたが音色切り替え時に音切れを起こさないトーンリメイン機能などPCM音源ならではの工夫もしっかりと見受けられます!
Roland VKオルガンではもうお馴染み大高清美さんによる演奏でこのアグレッシブなサウンドを体感ください! 新開発のアンプモデル、ロータリーエフェクトは特に必聴ですよ!!
VR-700 ¥184,800(税込)
本日の最後はRoland Aシリーズの意志を受け継ぐCakewalk最新MIDIキーボード「A Pro Series」。
その名の通りかつてマスターキーボードとして人気を集めたあのAシリーズと同様の鍵盤機構を持つ期待の新製品。最小限に抑えられたキーノイズと良質なバネによる心地よいレスポンスは同社の紳士な製品開発姿勢の賜物といえるでしょう。
中でもコントローラー部はCakewalk SONARだけでなくMackie Control互換によりLOGIC、CUBASE、DP、LIVEといったOpenプラットフォームでの使用が可能となっていいます。HUIモードの開発に関して伺ったところ現在検討中との事、PTユーザーさんも期待しましょう!!
同等の鍵盤機構を持ったシンプルデザインのA-500Sは他のコントロールデバイスを既にお持ちの方にもオススメですよ! A Proシリーズは3/24発売予定好評予約受付中です!!
A300Pro ¥24,900(税込)
A500Pro ¥29,800(税込)
A800Pro ¥34,800(税込)
第一弾レポートいかがでしたでしょうか! いずれもコンセプト、ユーザーインターフェースの両面で同社の製品開発に対する紳士な姿勢が伺える製品と言えます。
中でもV-PIANOがデジタルピアノの枠を飛び越え、一つの完成された楽器としてさらなる進化を遂げている点は最も注目すべきポイントと言えるのではないでしょうか。
本日はキーボード関連新製品を中心にリポートしましたが、次回第二弾レポートでは(更新は今週中を予定しています)、遂に登場したVPモジュール「VP-7」とNAMMでもマイケル氏のデモンストレーションが話題になった完全アイソレートOCTA PAD「SPD-30」やV-Drum最新作などが登場!! なんとRoland社員による新たなThe Battery Bandも飛び出しますよ!! (Rock oNの営業担当さんも演奏してます)
乞うご期待ください!!
記事内に掲載されている価格は 2010年2月4日 時点での価格となります。
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