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28
Apr.2016
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世界最高のヘッドフォン、Sennheiser HE-1がもたらす最高級のラグジュアリー・サウンド

1_entrance

4/28、東京・銀座はニコラス・G・ハイエックセンター 14Fで開催された、ゼンハイザーが発売する世界最高のヘッドフォン、HE-1の発表会に行ってきました。会場は多くの来場者で熱気に溢れ、最高峰のヘッドフォンシステムに対する関心の高さが伺えました。プロオーディオのみならず、話題性のあるハイエンド製品には敏感なRock oNスタッフがさっそく現地に向かい、レポートします!

ゼンハイザーの歴史と現在

2_MD421

まずはゼンハイザーの歴史と現在の説明から。1945年に設立された同社は、まず最初にマイクロフォンDM-1、続いてDM-2を発表します。そして1960年には、誰もが知るあのMD421(通常クジラ)を発売し世界的なヒット商品となります。

3_Orpheus

1968年には、世界初のオープン型ヘッドフォンHD414を、1988年にはHD25-1を発表します。着実にヘッドフォンの名機のリリースを重ね、1991年にはついにOrpheusを発表しました。300台限定で発売後、すぐに売り切れたとのことで、当時の価格は300万円。このOrpheusが、今回新たに発表されたHE-1の前身モデルとなります。

HE-1の生誕地はドイツ・ハノーバー

4_ Hannover

ゼンハイザーは、アイルランド(企業向けのマイクロフォン)、アメリカ・ニューメキシコ(ワイヤレスマイク)など、世界数カ所で工場を持っていますが、ドイツのハノーバーで、HE、HDシリーズなどフラッグシップモデルのヘッドフォンを製作しています。今では、コンシューマー、プロ、ビジネスコミュニケーションの3つマーケットで、2600人のスタッフが従事している一大企業です。

5_Manuel

ゼンハイザーの歴史と今の説明があった後、開発担当のManuel Ricke(マニュエル・リッケ)氏からHE-1の紹介が始まります。

すでに述べたように、前身モデルであった1991年のOrpheusは、アンプがひとつという構成でした。当時は、ハイボルテージであっても効率よくヘッドフォンに伝える技術が発達していませんでした。HE-1では、2つのアンプを内蔵し、アンプとヘッドホン、トランスデューサーの3つを、ハウジングの中に1つに統合することによって、効率的に伝送する技術を搭載したと説明します。

とても穏やかでフレンドリーなリッケ氏は、来場者の質問にもひとつひとつ丁寧に答えてくれます。私が写真を撮影している時も、「英語は話せますか? これはプロトタイプなんですよ」と教えてくれ、ドイツが育む丁寧なプロダクト開発とマニュファクチャリングの精神を垣間見たような気がします。

至高のラグジュアリー・サウンドと高級感溢れる佇まい

6_HE-1A

さて本丸です。目がさめるような美しいアンプ部のハウジングには、イタリア・カララ産の大理石を惜しみなく使用。また真鍮を削り出しクロームメッキを施したコントロールノブが優雅にフロントパネルに出現しています。ここは試聴に時に触ってみましたが、なめらかかつ適度な重さで、ボリュームの微調整もとてもやりやすい印象を受けました。

またケーブルが繋がっている左サイドの黒いヘッドフォン収納部は、電源投入前は閉じており、電源を入れるとゆったりとオープンする仕組みになっています(本当にゆったりと優雅にオープンします!)。これは真空管を温めるためのいわば準備運動でもあるとのこと。本当に良い音でじっくりと音楽を楽しむには、時間にゆとりをもって、心の準備をする必要がありますよね。レコードに針を落とすまでのあの少しの手間、儀式のようなものです。

7_HE-1B

また気になる背面端子は、XLR(バランス)とRCA(アンバランス)のINPUT、OUTPUTをそれぞれ装備。デジタル端子にはSPDIFと、オプティカルを採用、USB端子などが見えます。リッケ氏によると、今回持ち込まれたものはプロトタイプであるため、実際発売される製品では仕様の変更があるかもしれないとのこと。見たところ、いずれも金メッキ加工が施されています。

選び抜かれたパーツと設計による最高の音の理由

8_tube

また真空管は、チェコで調達したものを、ハノーバーでアセンブリしているとのこと。実際この真空管がサウンドキャラクターを大きく決定付けているのは間違いなく、チューブならではの倍音豊かで艶やかなサウンドが特徴的でした。音の立ち上がりと減衰など、いわゆるスピードは必ずしも早いわけではなく、どちらかというとリスニングユーザーに好まれる、良い意味で味付けのあるキャラクターです。ソースを選ばずゆったりと気持ちよく聴けるヘッドフォンだなというのが第一印象でした。

9_housing

そして、金蒸着セラミック電極、プラチナ蒸着のダイヤフラムなどの最高品質のコンポーネントを、放熱効果に優れたハウジング内に収納しています。これらコンポーネントは6000種類にもおよび、そのすべてが選び抜かれた素材で構成されているとのこと。本革製のイヤーカップを耳に乗せた時の自然な装着感、軽さなどが演出する優美さは格別です。ふかふかのソファで試聴していると、実際にサウンドのチェックのことをふと忘れ、高級リゾートに滞在している気分にすらなります。

気になる価格はおよそ50,000〜55,000ユーロ(現在のレートで約650万円)、発売時期は未定とのことです。今年の夏頃には指針が決定する予定ということで、(購入できる羨ましい方にとっては)発売が待ち遠しいですね! この後国内では、今月末のヘッドフォン祭2016などを経て、世界に1台しかないというHE-1のプロトタイプは世界中を旅することになります。夢を運ぶ「世界最高の」贅沢な音が、世界中を駆け巡るわけですね。

記事内に掲載されている価格は 2016年4月28日 時点での価格となります。

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