IBC 2023で、Avidからビッグニュースが飛び出しました!!プレビュー段階とのことですが、iZotope RXとDolby Atmos RendererのPro Toolsへの統合!!しかも、Pro Tools Studio、Ultimateのユーザーには無償で提供されるということです!!この大きなアップデートバージョンは、年内にはリリースされる予定だということです。
まずは、iZotope RXの統合に関して、Melodyne,Clip Effectと並んでRXの文字が確認できます。タイムライン上でクリップを選択して、ウィンドウ下部のタブを開けば、iZotope RXのメイン機能とも言えるSpectral Editerが展開されます。各種ノイズリダクション用のモジュールは未実装ではありますが、Spectral Editerがひらくというだけでも大きな進化ではないでしょうか?しかも無償とのこと!
もう一つの大きな機能追加が、Dolby Atmos Rendererの実装。プラグインウィンドウのようにフローティングウィンドウ上でAtmos Rendererが動作しているのが確認できます。Dolby Atmos Bridgeでのルーティング時と同じ要領でインターナルのレンダラーで信号を送ることで動作するようです。一つずつ機能が実装されることでシンプルなワークフローが組めるようになります。これから始めるユーザーにとって、追加のコストなしにDolby Atmosの制作環境が手に入るというのは嬉しい知らせです。既存のユーザーもPro Tools単独で制作ができるようになるということで、ステレオ作業との変換時に色々と設定をいじったりという手間がなくなりますので嬉しい機能追加となるのではないでしょうか?
冒頭にも書きましたが、これらの機能の追加にあたり、追加の費用は必要ありません。もちろん、サブスクリプションもしくは、Software Update + Support Planへの加入、有効期間内であることは必要ですが、更新されたバージョンがリリースされれば無償でこれらの機能を入手可能です。年内には、リリースできるように準備をしているということでしたので、Avidからのクリスマスプレゼントになるのではないでしょうか?非常に楽しみな発表ですね!!
メーカーサイト:https://www.avid.com/ja/
記事内に掲載されている価格は 2023年9月17日 時点での価格となります。
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