NAB開場の1時間前に行われたPANASONICのプレスイベントに参加することができました。ここでは、今年行われるパリ・オリンピックに向けたPANASONICの取り組みが紹介されました。
開場で行われたプレゼンテーションを紹介したいと思います。
PANASONICは大きく3つのカテゴリで最先端のソリューションを提供しており、
・放送用のカメラ、スイッチャーなどのシステム
・プロジェクターのシステム
・PAスピーカーのシステム
になります。
オリンピックとPANASONICの関わりの歴史が紹介されていました。サウンドシステムは1984年ロサンゼルス オリンピックから、放送システムは1992年バルセロナ オリンピック、プロジェクターは2012年ロンドンオリンピックから使われています。
そして、時代を先取りする形で、最先端の技術がオリンピックをきっかけに投入されました。放送システムに関しては、このような技術がオリンピックをきっかけに市場に投入されています。
プロジェクターに関しては、このような最新スペックの製品が投入されてきました。
こちらは、サウンドシステムにおいての技術投入の年表になります。
今年のパリ・オリンピックに実際に投入されるシステムの概要が説明されました。各会場への導入となるため、かなりの数の機材が投入されることがわかります。
PANASONICが担当するのは、こちらのスライドの各技術分野。かなりの範囲をフォローしています。長年にわたりオリンピックの放送に携わっているからこそのフォローエリアです。
そして、今年のトピックがこちら。Video SwitcherであるKAIROS1台で3会場を担当します。IP伝送などを駆使して、従来では、1会場1台であったVideo Switcherを3会場につき1台とすることで、コストの削減、単純計算で66%の低減を実現。このオリンピックでの技術的トピックは、やはりVoIPによる伝送ということになるのでしょう。
他にも多数のPTZ Cameraを使用した省力化などが挙げられていました。
SDIからVoIPへ、放送分野ということでST-2110。利便性を重視する場所ではNDIと使い分けての活用が予定されているということです。オリンピックイヤーは、技術的なステップアップの年でもあ理、今年のNAB会場からは、どのようなブレイクスルーが登場するのか楽しみです! 世界中のプレスに交じり、このような話を聞くことが出来たことは、日本の企業であるPANASONICが世界的大会の裏で大きな活躍をしていることに誇らしさを感じました。
記事内に掲載されている価格は 2024年4月15日 時点での価格となります。
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