Line 6ブースには新製品「POD GO」の姿が。昨今、HELIXシリーズを相次ぎ発表し次の新製品もHELIXシリーズを発表してくるかと思っていたところ、今回発表した新製品はPODシリーズ。今回、どのような意図で新製品POD GOをリリースしたのでしょうか。掘り下げてみましょう。
まず、PODシリーズは一台完結型のオールインワンモデルを念頭に置いており、過去に発表されたPOD2.0やPOD XTも同様なコンセプトに基づいたプロダクトでした。確かに、POD GOに搭載されている8基のフットペダルやエクスプレッションペダルがあれば、一台でライブを完結できるように思います。
気になるサウンドも、HXファミリーから厳選されたアンプ・エフェクトを270種類以上搭載。HX STOMPと比べてサウンドがフル搭載ではないにしても、最新のLine6サウンドを利用できるのは魅力的なところ。ライブ中など暗い場所でも見えやすい4.3インチLCD画面RGBフットスイッチを搭載しており、使い勝手も良さそうです。
また、キャビネットIRも追加でインストールすることが可能で、手持ちの愛用IRデータを利用することができます。
比較対象のHX STOMPはM5のように、手持ちのエフェクトボードにサウンド要素をプラスしたい時に効果を発揮するマルチエフェクターで手持ちのエフェクターと組み合わせることを想定しているため、POD GOに搭載されているエクスプレッションペダルを搭載しておりません。ただ、最新のHXサウンドをフルで利用でき、MIDI in/outを搭載しているHX STOMPはマルチコンパクトエフェクターとしては優秀なサウンドなので、どう使うかはギタリストの好みによってくるのだと思います。
ちなみに価格は449.99ドル。日本では5万円前後になるようですが、一台で全てをまかないたいギタリストはPOD GOを、自分の愛用しているストンプペダルを利用しボードを組みたいギタリストはHX STOMPを選んでくださいということなんでしょうね。
Writer.ファンキー松本
Line 6
https://line6.com/
記事内に掲載されている価格は 2020年1月18日 時点での価格となります。
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