3歳児から使用でき、簡単操作でエレクトロニックミュージックの楽しみ方を体感できるPlaytime Engineering Blipblox。とってもポップでカラフルな見た目からきっと子供向けの可愛らしいサウンドがなるかと思いきや、電源を入れた瞬間にサイケデリックに光り出し、まるで昔のLIKE A TIMのような超絶アヴァンギャルドなサウンドが鳴り響いた時には我が目と耳を疑いましたが、知育玩具として錚々たる受賞歴を誇るしっかりとしたプロダクトなんです。
MIDI入力がついているのでシンセ音源として使いたい大きなお友達でも使える仕様になっており、世界中の楽器店でその勇姿を見ることが出来ます。今回NAMM2020の会場でなんと新製品「After Dark」が登場しました。
暗くなった後というのは当然子供は寝る時間。明るいうちからすでにヤバイ音と光り方だったBlipbloxはどんな変貌を遂げてしまうんでしょうか!?
直感的な操作性はシグナルフローは変わらず、ソフトウェアが一新され新機能を手に入れたということで、内容を見てみましょう!
まずフィルターがマルチモードになりLOW PASS/BAND PASS/HI PASSを選択できるようになりました。きっと3歳のキッズもバンドパスフィルターの便利さに気付くことでしょう。レゾナンスも調整できるのでデジタルオシレーターながら、アナログライクなサウンドニュアンスを作り出すことができるようになりました。
そして一番恐ろしいのがマルチタップディレイが搭載されている点です。最終アウトにステレオディレイが付いたんですがこれが非常にトビの効いたサウンドで、こんなもの子供に聴かせて良いんか〜い!という仕上がり。もちろん良い意味です!
またオシレーター波形も、通常のblipbloxの波形に加えて256ものカスタムウェーブテーブルが搭載されました。もちろんモーフィングやスキャニングも可能です。さらにキックとスネアもサウンドバリエーションが追加されさらに個別にピッチも変えられるようになっています。これで結構本格的にビートが組めそうですね。
見た目はかなりクールで、機能が増えた分パラメータ名がパネルに表記されるようになったのでむしろAfter Darkの方が分かりやすくなっています。発売は2020年6月予定。楽しみですね!
Playtime Engineering:
https://blipblox.com/
記事内に掲載されている価格は 2020年1月20日 時点での価格となります。
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