アラン・R・パールマンの遺産を称える非営利団体、アラン・R・パールマン財団(ARP Archives & The Alan R. Pearlman Foundation)も出展。ARP ODYSSEY 初期型が来場者の目を惹きます。
ARP Odyssey Rev1(1972〜1974年)は2VCOのデュオフォニック・アナログシンセ。シャープで鋭いサウンド、そして当時の小型シンセサイザーでは容易ではなかった多彩な音作りが可能なことを最大の特長としています。オシレーター・シンク、サンプル&ホールド、パルス・ウィズ・モジュレーション、ハイパス・フィルター、2種類のエンベロープ・ジェネレーターなど、様々な機能とモジュレーションによって他社にはない豊富な音色バリエーションを備えていました。
またこのARP Odysseyのシグナル・パス(信号経路)は、後発のシンセ・メーカーに大きな影響を与えました。後のポリフォニック・シンセサイザーやデジタル・シンセサイザーの時代に至るまで、シンセサイザー設計のスタンダードとして後世に受け継がれることになります。
1972〜1974年に生産された白パネルのModel 2000はRev1、1975〜1976年に生産された黒パネルのModel 2810〜2813はRev2、そして1978〜1981年に生産された、黒パネルにオレンジのシルクが入ったModel 2820〜2823はRev3と呼ばれています。その主な違いはデザインや接続端子のほか、音作りに最も影響を与えるフィルター回路が異なっており、同じARP Odysseyという機種ながらもそれぞれ異なるニュアンスの音色を作り出すことができました。
ARP Odysseyの好調により、ARPシンセサイザーのラインナップはさらに拡がっていきます。
写真上段にあるARP Pro Soloist(1972年)はプリセット・シンセで、手軽な音色切り替えとアフタータッチでの音色変化により、「第3鍵盤」としてシンセを使用するオルガン奏者に非常に重宝されました。
下段のARP Omni 2(1977年)は、簡易ポリフォニック・シンセとしてARP最大のヒット・モデルの1つとなりました。当時、ポリフォニックへのニーズが非常に高まっていたものの、オシレーターやフィルターなどをボイス数ごとに搭載した本格的なポリ・シンセでは非常に大型かつ高価なものとなってしまうため、それに対する一つの回答がARP Omniでした。
伝説のARP 2600が現代に蘇ったARP 2600 M。
2020年1月に ARP 2600 FS が発表されると、そのオリジナルARP 2600への忠実さが世界中のミュージシャンに認められ、瞬く間に驚異的な成功を収めました。ARP 2600 Mは、オリジナルの約60%のサイズであり、軽量化とポータビリティの向上を実現し、スタジオやライブ会場でのセッティングが簡単になりました。ARP 2600 FSと同じアナログ回路とコンポーネントを統合しているため、ARPの特徴的なサウンドを忠実に再現しています。
ARP History(KORG日本語サイト)
http://www.arpsynth.com/jp/about/
ALAN R.PERRLMAN FOUNDATION オフィシャルページ
https://alanrpearlmanfoundation.org/
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記事内に掲載されている価格は 2024年1月28日 時点での価格となります。
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